小林良輔院長｜ライト動物病院（戸塚安行駅・犬）

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小林良輔院長

RYOSUKE KOBAYASHI

飼い主さんが治療に参加できることを大切に。小鳥からゾウまであらゆる動物の診療を行うことを目指して。

大学の獣医学部を卒業後、小動物から大動物まで全ての動物の診療ができるよう多くの病院で研鑽を積む。根拠のある治療と飼い主さんの目が届くところでの検査や治療を実施するために開業し、現在に至る。

小林良輔院長

ライト動物病院

川口市／長蔵／戸塚安行駅

●犬
●猫
●ハムスター
●フェレット
●ウサギ
●鳥
●は虫類
●両生類
●その他

小鳥からゾウまで、全ての動物を診療できる獣医師を目指して開業

父はサラリーマンだったのですが、私は異なる職業に就きたいと思っておりました。獣医師の他にも、なりたいと考えていた職業はいくつかありましたが、実家では猫を飼っており、動物が好きだったことから獣医師になることに決めました。
最初、大学時代は勉強を頑張ろうと思っていましたが、生理学などの分野が難しく、モチベーションが保てずにいました。しかし、4年生のゼミでは大動物の教室に入り、先輩の刺激を受けて頑張ろうと意欲が高まったことで、全ての動物を診られる獣医師になりたいという想いが強くなりました。一通りの診療ができるように、北海道の大学では大動物を中心に学び、その次は大動物と小動物を、そして次は都内で小動物を診られるよう経験を積んでまいりました。開業前に働いていた病院では、院長が小鳥からゾウまで診られる獣医師であり、私の師匠として様々な技術と知識を学ぶことができました。他にも外科を学べる病院でも働き、自分でも診療をやっていきたいという気持ちが強まり開業に至りました。

常に正確な情報を習得し、根拠のある治療を提供することを重視した診療を

以前、一緒に働いていた先輩獣医師は、上司から言われたことに基づき、それを実践に生かす獣医師でした。私は、人から言われたことだけでなく、教科書や文献などエビデンスも重視してしているので、一人よがりにならないよう根拠がある治療を提供することをモットーにしております。
この場所は、紹介していただいたというご縁だったのですが、都心部から近く交通の便が良いという立地で、開業して良かったと思っています。
現在、ワンちゃん、特に柴犬が多く診療に来てくれていますが、猫、ウサギ、モルモット、エキゾチックアニマルまで幅広く診させていただいています。動物によっては、診療に長い時間がかかることもありますが、地域性もあるのか、焦らず待っていただける患者様たちに助けられています。

飼い主さんが治療法を選択できるようなサポートや環境を整えた診療体制

ペットの治療ではありますが、ぜひ飼い主さんにも治療の中に参加して欲しいと思っております。ご自分のペットの病気を理解していただき、どのような症状や原因があるのか、どのような治療法があるのか知って欲しいです。治療の選択肢があるならば、ご自分のお子さんかのように考えてもらいたいですね。獣医師に全てお任せするのではなく、飼い主さんが治療を選べるようにサポートしてまいります。このエリアの飼い主さんは、苦しくない治療法で無理に長生きさせない、負担の少ない治療を選ぶ方が多くいらっしゃいますね。
また、当院ではできるかぎり飼い主さんが見えるところで処置や治療を行っています。一般的な動物病院では、大切なペットをお預かりして診察室で処置をするというスタイルが多いでしょう。そのような体制では、何度採血を失敗しても飼い主さんには分かりません。ただ、飼い主さんから見えない場所で大切なペットが泣いている状況は、不安で嫌なことでしょう。そこで、当院は飼い主さんにも治療を見ていただいておりますね。

あらゆる動物を診れる知識と技術があり診療が難しいエキゾチックアニマルも対応

当院は小鳥からゾウまで、ほとんどの動物が診られるように知識と技術を習得しております。実習生の受け入れも積極的に行っています。また、トカゲやハムスター、ヘビなどのエキゾチックアニマルの診療にも対応しており、2割ほどの来院であることが特徴的ですね。リスクを診たり判断したりすることが難しいため、常に勉強しながら診療しております。犬なら呼吸の様子が分かりますが、ヘビは呼吸が分かりにくいですね。犬猫をしっかり診察できる獣医師は、エキゾチックアニマルも診察可能だと感じています。私自身、犬猫も含めて手術を多く経験してきましたので、他の動物も診られるという自信を持っております。

これから受診される患者さんへ

『ライト動物病院』は、「戸塚安行駅」から歩いて1分の場所にある動物病院です。
当院に来られる動物たちの症状としては、皮膚病や下痢症状が多いです。ペットたちが、病院に来ることを嫌がらないように、喜んでもらえるように配慮しております。
また、ドロップオフという体制もとっております。仕事で具合が悪いペットをご自宅でお世話できない場合、仕事が終わる時間までお預かりする仕組みです。こちらの地域では、あまり利用される方はいらっしゃいませんが、ぜひご相談いただけたらと思いますね。
動物病院は、その病院によって様々な特徴があります。それぞれ得意や専門分野がありますので、飼い主さんとペットに一番合った病院を選んで欲しいですね。

※上記記事は2022年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

小林良輔院長　MEMO

趣味＆特技：ギター、ドラム、ランニング、料理、中国語
好きな本：料理本、推理小説
好きな場所・観光地：自宅の簡易音楽スタジオ
好きな言葉・座右の銘：燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや・小医は病を癒し、中医は人を癒し、大医は国を癒す

小林良輔院長から聞いた
『猫の膀胱炎』

ストレスが要因で発症する特発性膀胱炎は、猫ちゃん目線で環境調整を行う

猫ちゃんの尿のトラブルの6割ほどは、特発性膀胱炎が原因であると言われています。一般的な膀胱炎はバイ菌が膀胱内にいる特徴がありますが、この特発性膀胱炎はバイ菌がいないことが特徴的です。最近は、ストレスと関係していると分かってきました。ストレスに弱い子やいじめられる子に多くみられる病気です。
診断としては、検査でバイ菌や尿石などの異常がないことを確認することになります。10日以内に自然に治ることが多い病気ですが、検査をせずに抗生物質を投与してしまうと余分な薬により耐性菌を作ることにもなります。繰り返す特発性膀胱炎は、トイレの問題を解決することも大切です。トイレの中でも2段システムのトイレは、飼い主さんにとって処理が楽であることから使用されますが、猫ちゃんにとってはストレスとなることもあります。トイレを変えてあげることで、特発性膀胱炎の再発を予防できることもあります。また、治療としての薬剤の投与は期待できません。そこで、サプリメントを飲ませることが選択されます。正しい診断と治療、そして予防することが大切であると言えるでしょう。

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