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瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長

TAKESHI SEJIMA & SHINO

開院85年超、西洋医学でできないことを東洋医学で補う。家族同然の動物に苦しみを与えない優しい治療を徹底

【院長】
東京農工大学農学部獣医学科卒業後、東京大学家畜病院外科の研究生、更に東京農工大学大学院内科(久米清治教授)を経て、父が開院した『せじま動物病院』を継承。
【副院長】
麻布大学獣医学部獣医学科卒業後、都内の動物病院勤務を経て東洋医学の研鑽を積みながら『せじま動物病院』副院長に就任。

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長

せじま動物病院

さいたま市浦和区/高砂/浦和駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●ウサギ
  • ●鳥
  • ●その他

85年を数える埼玉県初の小動物専門の病院。人と動物の絆を胸に

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長

【院長】
『せじま動物病院』は私の父が開院した、伝統ある動物病院です。私自身もやはり父と同じ獣医の道へと進みました。その頃はまだ父も元気で、私自身も臨床の経験を積みたくて父とともに獣医の仕事にあたっていました。当時、獣医といえば馬の獣医ばかりで、犬猫の専門医というのが全然いなかった頃なんですよ。東大にいた先輩のご縁で、東大の外科の研究室で修業をさせてもらいました。その後、母校の大学院のフィラリア研究で世界的に高名な久米清治教授の内科研究室で診療と研究を修めました。

【副院長】
私は獣医の娘ということで、子どもの頃は「お父さんの後を継ぐの?」なんて言われたりしていましたね。ずっと自宅で父が獣医として働いている姿を見ていたので、私も同じ仕事がしたいなって漠然と思っていました。けれど私は動物のアレルギーがありまして、一度は別の大学に進んだんです。でも、その当時「ヒューマン・アニマル・ボンド」といって、人と動物の絆が提唱されるようになったんですね。私も動物と関わる仕事がしたいと強く望むようになり、麻布大学に入り直し獣医師として働き始めました。母が亡くなったことがきっかけで、私もこちらに戻ってきて父とふたりで当院を運営しています。

動物に苦痛を与えない優しい治療を。西洋医学から東洋医学への方向転換

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長

【院長】
『せじま動物病院』では犬や猫を中心とした小動物の病気、怪我の各種診療を行っています。予防接種、避妊・去勢手術、フィラリア予防なども対応しております。当院はできるだけ動物に苦痛を与えないということを大切に考えています。動物は、治療というものが自分のためにされているとは思わないわけです。余計なことをされているとしか思わないんですよね。人間のような大がかりな手術をするというのは我々の方針には合わないです。無理やり痛い治療なんてさせたくないですからね。副院長が漢方や鍼灸の治療ができるので、10年ほど前からその方針にシフトしていますね。西洋医学よりも東洋医学である漢方や鍼灸の治療、という動物病院はまだほとんどないんですよ。なので栃木、千葉、茨城など遠方からいらっしゃる飼い主さんも多いですね。

【副院長】
私自身が動物アレルギーの体質で、薬を飲んでもアレルギーが治まらず苦痛を感じていました。子どもを産む際に「薬は全部やめる」と決心し、そこから薬以外の方法で体を治すことを勉強し始めたんです。生まれた娘にもアトピーが出始めたので、西洋医学とは違うアプローチで治すことを優先しました。薬を使わずに良くなるならその方が体に負担もありませんしね。

飼い主さんも動物も楽に。西洋医学ではできないところを漢方・鍼灸で叶える

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長

【副院長】
『せじま動物病院』では動物にとって負担の少ない漢方・鍼灸治療に積極的に取り組んでいます。東洋医学である鍼灸は、西洋医学とは正反対のことをする場合があります。なので勤務医だったころはなかなか提案できませんでしたが、当院に来てから試したところ、動物にもかなりの手ごたえがあったんです。鍼灸をさらに本格的に学びたいと思っていた頃、ちょうど知り合いが鍼灸の学校を立ち上げたので、ご縁だと思って学び始めました。3年くらい勉強をしながら獣医としての実績も積んで自信がついたこともあり、当院でも治療に取り入れています。今では飼い主さんからぜひやってほしいと言われることも増えましたね。
特に犬の椎間板ヘルニアが流行っていますが、麻痺で歩けなくなる症例も多いです。一般的には手術での治療になりますが、鍼灸でかなり治りますよ。他にもストレスで下痢が止まらない子がお灸や漢方、食事の改善で治ったりもして。そういった西洋医学ではできないところの隙間を埋めるように、飼い主さんも動物も楽にしてあげたいなと思います。

動物の慢性疾患に注力。トリミングすることで早期発見にも繋がる

【院長】
『せじま動物病院』では、高齢の動物や慢性疾患の治療に特に力を入れています。人間もそうですけど、歳をとればいろんな症状が出ます。何十年も一緒に過ごせば、動物も家族同然じゃないですか。老いて苦しむより、少なくとも普通の生活が楽にできるようにしてあげたいなと思います。

【副院長】
動物も年を取ると西洋医学では対応できることがなくなってきてしまうんです。痛み止めを飲ませるしかなかったり、点滴しかやれることがなかったり。飼い主さんにしてみれば、そのまま亡くなってしまうのはすごく心残りですよね。漢方や鍼灸治療はそんな状況でも最後まで動物が苦しまない治療が可能なんです。
また当院はトリミングサービスも行っています。10歳くらいを過ぎるとトリミングをお断りするサロンが多いと思うんですが、当院では診察しながらできる限りきれいにしてあげられるように気をつけています。

【院長】
それにトリミングをすると定期的に来ていただけることが多く、異常も見つけやすくなるというメリットもありますね。ワンちゃんがトリマーさんに慣れていると、診察にも協力的になってくれるんです。こちらも診察がしやすくなりますので、ぜひトリミングもお気軽にご相談ください。

これから受診される飼い主さんへ

『せじま動物病院』はJR埼京線の中浦和駅より徒歩10分、京浜東北線の浦和駅より徒歩15分のところにあります。埼玉県庁のすぐそばで、土日も午前中は診察しています。
動物病院はどうしても、動物の状態がかなり悪くなってからいらっしゃる方が多いです。早いうちに病気が見つかれば、少しの治療で治まって動物も長く元気でいられるので、気になることはぜひお早めに相談くださいね。どんなつらい病気の方も、帰るときにはニコニコして帰ってもらえたらなと思って診察しています。

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長 MEMO

  • 出身地:院長「東京都」副院長「埼玉県 浦和」
  • 趣味&特技:院長「カラオケ(ジャズ)・俳句・写真・タウンウォッチ」副院長「合気道・ピアノ」
  • 好きな本:院長「海外の推理小説・古本」副院長『はてしない物語』
  • 好きな映画:院長「とくに無し」副院長「ディズニー映画」
  • 好きな音楽:院長「ジャズを中心に全部聴く」副院長「幅広く聴く」
  • 好きな場所:院長「東松山」副院長「カフェ・オーストラリア」
  • 好きな言葉:院長「白雲自ずから去来す」副院長「一期一会」
  • 出身大学:院長「東京農工大学」副院長「麻布大学」

瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長から聞いた
『犬の椎間板ヘルニア』

鍼灸・漢方で切らない治療を。摘出の手術よりも効果が高く再発時の治りも早い

椎間板ヘルニアは、椎間板が変形して脊髄を圧迫することで傷みや麻痺が出る症状です。犬はもともと狼の先天性異常みたいなところがあり、骨の関節部分は遺伝的にちょっと弱く、ミニチュアダックスなどは特に椎間板ヘルニアになりやすいんです。東洋医学的には椎間板が飛び出したとか、骨がずれているということだけではなく、気の巡りが滞ったり血流が悪くなるところに痛みが出るという考え方です。ワンちゃんは飼い主さんと密着していると、飼い主さんの影響を受けやすく、飼い主さんのストレスがワンちゃんの痛みにも繋がってくる。そこを針で気の流れを良くし、漢方などで補いながら治療するのが椎間板ヘルニアの鍼灸・漢方治療になります。椎間板を摘出する手術をすると、気血が流れる経絡も切れてしまうので、なるべく切らずに治すのが望ましいです。完全麻痺で手術しても回復が難しいと言われているような症状でも、鍼灸でかなり治るんです。私も自分でやり始めてびっくりしたくらい成果があり、針の場合は再発した際も治りが早いですよ。

グラフで見る『瀬島 孟 院長 & 志乃 副院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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