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中村 悟 院長

NAKAMURA SATORU

複数の獣医師が連携して専門性の高い診療を実践。医療の枠を超えて、動物たちの健康と幸せを願う

日本大学農獣医学部卒業。川口動物医療センターにて3年にわたり経験を積み、1994年に『七里動物病院』を開設。

中村 悟 院長

中村 悟 院長

七里動物病院

さいたま市見沼区/東門前/七里駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●ウサギ
  • ●その他

少年時代のさまざまな出来事が獣医師を目指す後押しに

中村 悟 院長

私は兵庫県の田舎のほうの生まれで、まわりには産業動物といいますか馬や牛など大動物が多くいるような環境でした。祖母の家にはブランド牛として知られる「但馬牛」の種牛がいたこともあって、子どもの頃から何となく「将来は牛を診る獣医師になるのかな」と考えていたように思います。また中学生のときにテレビのドキュメンタリー番組で、両腕のないニホンザルの出産や育児の様子を目にしたことも、獣医療への興味を強くした出来事の一つでした。
高校を卒業すると上京して、当時の日本大学農獣医学部に進学しました。はじめは牛を診る獣医師を目指していた私ですが、大学で先輩の話を聞いたり、犬や猫を診る病院の存在を知ったり、さまざまな刺激を受けるうちにだんだんと小動物の診療に興味が移っていった……という感じです。大学卒業後は同じ埼玉県にある川口動物医療センターで経験を積み、この場所に『七里動物病院』を開設したのは1994年6月でした。より質の高い獣医療を実践するため、独立・開業後も川口動物医療センターや都内の動物病院などに出向いて知識や技術の向上に努め、夜間救急病院の立ち上げなどにも尽力しました。

複数の獣医師が連携して専門性の高い診療を実践

中村 悟 院長

『七里動物病院』では犬・猫を中心に、ウサギ・フェレット・ハムスターなどの小動物を診療しています。レントゲンや超音波をはじめとした検査機器や手術設備などはほかの動物病院と大きく変わるところはないと思いますが、それぞれに専門性を備えた複数の獣医師が連携し、さまざまな角度から検証することによって、精度の高い診断・治療が行える体制を整えています。
たとえば心臓をはじめとした循環器系の病気については、獣医循環器認定医資格を持つ獣医師にサポートをお願いしています。また当院には、腫瘍科・皮膚科・眼科・エキゾチックアニマルなどを得意とする獣医師が在籍しておりますので、それぞれの専門性を生かしつつ日々の診療にあたっていきたいと思います。一方で、たとえ専門分野であっても一人で治療方針を決めることはなく、必ず複数の目で確認して情報を共有し、検討を重ねたうえで治療方針を決定するのが当院のスタイルです。こうすることで思い込みや見落としを防止できますし、より客観性の高い検査や治療をご提案できると考えています。

医療の枠を超えて、動物たちの健康と幸せを願う

中村 悟 院長

生まれ育った環境やテレビ番組の影響など、獣医師を目指すきっかけは本当にさまざまでしたが、「獣医師としての姿勢」のようなものに影響を与えたのは愛犬に安楽死が選択されたことでした。実は私が小学生の頃、家で飼っていた雑種の“ちんぺい”が人を噛んでしまったことがあったんですね。私が住んでいたのは田舎でしたし、今のように気軽に足を運べる動物病院などありません。まわりに相談できる人もいなかった両親は、人を噛んでしまった犬を「飼い続けることはできない」と考えて、安楽死を受け入れようと決めたのです。
あのとき、身近な場所に動物病院があったら、犬のしつけについて教えてくれる人がいたら、きっと状況は変わっていたでしょう。当院にトレーナーが常駐し、医療に加えて公共の場におけるマナーなどをご指導していることも、愛犬との別れがきっかけと言えるかもしれません。今後も「トータル・ペット・ケア」とでも言いますか、ゆりかごから墓場まで、生涯を通して動物たちの健康と幸せをサポートしていきたいと考えています。

病院での診療に加えてボランティア活動にも尽力

当院は地域に暮らす動物たちやご家族の幸せな暮らしをサポートしていますが、同じように人と動物の共生社会の実現を目指す組織に「日本動物病院協会(JAHA)」があります。当院は、設備・管理・知識・技術・倫理など一定の基準をクリアしたJAHAの認定病院になっており、人と動物の暮らしがより幸せなものになるようにお手伝いすることができます。
また、20年以上前に始めたボランティア活動は現在も継続しており、動物たちを連れて医療機関などを訪れ「アニマルセラピー」を行っています。私が初めて訪れたのは幸手にある高齢者の施設でしたが、その後も小児科病棟などさまざまな場所に出向いています。本来は患者さんを癒やすことが目的だったはずが、そこで働く看護師さんやご家族みなさんが喜んでくださるなど、思いがけない反応や効果が得られるのがアニマルセラピーの醍醐味です。今後も犬への読み聞かせや、法廷での証言を求められた子どもの緊張を和らげる役割(法廷付添犬)など、さまざまな活動に携わっていきたいと思います。

これから受診される患者さんへ

獣医師というと「動物のお医者さん」というイメージをお持ちの方が多いでしょう。でも私たち獣医師は動物たちの病気を治すことだけでなく、飼い主さんやご家族の健康や幸せをサポートする役割も担っています。当院では、動物たちの病気やけがの治療に加えて定期健康や予防接種を通して健康を見守るほか、ペットホテルやトリミングにも対応しています。何かお困りのことやご心配なことがありましたら、お気軽にご相談いただければと思います。



※上記記事は2023年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

中村 悟 院長 MEMO

  • 出身地:兵庫県
  • 趣味&特技:スキー・ヨット
  • 好きな言葉 座右の銘:まずは相手の利を考える。そこから自分の利が生まれる。
  • 好きな音楽やアーティスト:全般
  • 好きな場所:観光地 南の国
  • 出身大学:日本大学

グラフで見る『中村 悟 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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