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日射時間の短さが原因?「冬季うつ病」とは? 日射時間の短さが原因?「冬季うつ病」とは?
「冬季うつ病」は、秋から冬にうつ症状が出現し、春になると自然に回復します。原因は寒さではなく、冬季の日照時間の短さによるセロトニン不足が関係していると考えられています。
冬季うつ病の症状は、一般的なうつ病の症状とほぼ同一です。
日射量不足によって、脳内にどのような変化が起こりうつ病になるのかははっきり解明されていませんが、日光とセロトニンの関係である程度説明可能といわれています。
セロトニンは「脳内神経伝達物質」と呼ばれる脳内の神経間の情報伝達を担当する物質のひとつ。セロトニン不足はうつ病の直接的な原因と考えられています。一方で、メラトニンは覚醒と睡眠の時間が交互にやってくる生体リズムを作る基礎になる物質で、夜間の睡眠中に脳内分泌量が最大になり、昼間の太陽光で脳内分泌量が抑制されることがわかっています。
つまり、セロトニン不足はうつ症状を促し、本来就寝時のメラトニンが起床時にも多いままだと活動的な気持ちにスイッチが入らないということにもなります。
ここで話を日光とうつ症状の関係に戻しますと、目に入った日光が網膜を刺激することで脳に信号が送られて脳内でのセロトニン作用が増強し、生体リズムに関連深いホルモンであるメラトニン産生が抑制されます。これによって気分が快適になることが、日光が気分を良くする大まかな仕組みだと言えば、分かりやすいかもしれません。
それで、多くの人がどんより曇った日よりも晴れ渡った日を快適と感じるように、日光自体にも人の気分をよくする作用があります。冬季うつ病の場合は日照時間が短いためにセロトニン作用が弱いままで、起きていてもメラトニン抑制がしっかりとされず、うつ状態になってしまうという見方もあります。
https://allabout.co.jp/gm/gc/302096/

●冬季うつ病の特徴・症状……20~30代の女性に多い傾向も
上記は『AllAbout|病気・健康』の記事を参照しています。
https://allabout.co.jp/