西所沢えぬ歯科・矯正歯科

中山 凱雄 院長への独自インタビュー

長く思い描いてきた理想の総合歯科医院を目指して

私の家系は、曽祖父の代から続く歯科医師一家です。父も母も兄弟も歯科に携わっており、私自身も小さな頃から診療所兼自宅という環境で暮らし、日常の中に歯科医療がありました。歯科医師という職業は、当たり前のように自分の将来の道として存在していました。
大学卒業後は、埼玉県内のインプラントセンターや首都圏各地の歯科医院で経験を積みました。その間、技術の進歩や患者さんのニーズの多様化を実感し、幅広い知識と柔軟な対応力の必要性を強く感じました。
もともと私は自由に環境づくりができる場所で診療したいと考えており、父が繋いできた埼玉の医院を継承することを決めていました。約40年続いた医院を受け継ぐにあたり、現在の場所に移転し、リニューアルオープンする運びとなりました。
患者様目線に立ち、患者様に来ていただきやすい病院を目指す。
ご高齢の患者さんも多い地域柄、スリッパへの履き替えは転倒のリスクになり得ますので、靴のまま安心して通っていただけるようスリッパの廃止とバリアフリー化を進めました。自分自身が子どもを持った経験から、親御さんにとって「利用しやすい医院」であることが大切だと実感しました。院内にはキッズスペースやおむつ替え台を設け、駐車場も広く整備しました。もちろん院内には最新の設備を備え、世界最高水準の消毒・滅菌器を導入するなど感染対策にも取り組んでおります。
些細なことかもしれませんが、こうした積み重ねが安心感につながると考えています。

予防の大切さを多くの方に実感していただきたい

歯科医師として働く中で痛感しているのは、一度壊れてしまった歯を完全に元通りにするのは難しいということです。特にご高齢の方では治療に時間や労力をかけていただいても限界がある場合があります。その一方で、『壊れる前に』予防しておくことで、守れるものは数多くあるのです。
私自身が父となり、子を育てるようになってからは、予防の大切さをより強く意識するようになりました。小さなお子さんは自分で口腔ケアを管理するのが難しく、親御さんの関わりが必要不可欠です。だからこそ「子どものうちから予防を習慣にすること」が、ご家族全体の健康にもつながっていくと考えています。

当院では、初診時のカウンセリングに時間をかけ、写真や大きなモニターを用いて口腔内を一緒に確認します。ご自身の状態を知っていただくことが、予防の第一歩になるからです。日々のセルフケアを支えるために、私たちは専門的な立場から情報を提供し、生活に合わせた無理のない方法を提案しています。

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