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顎骨腫瘍(ガクコツシュヨウ)の原因

一般に歯が発生するときの組織が異常増殖をおこし、腫瘍ができると言われる。悪性の場合、他の部位のがんが転移することがある。

顎骨腫瘍(ガクコツシュヨウ)の症状

顎骨に生じる腫瘍全体を指し、良性のもの(エナメル上皮腫、歯牙腫など)と悪性のもの(扁平上皮癌、骨肉腫など)とに分かれる。良性の場合、徐々に顎骨の中の腫瘍が大きくなり、固い腫れが自覚できるようになる。またこれにより、歯が動いたり、歯並びに影響をもたらすこともある。悪性の場合、疼痛や出血、しびれなどの症状が加わる。

顎骨腫瘍(ガクコツシュヨウ)の治療

可能であれば手術で腫瘍を摘出する措置がとられる。
受診科目
形成外科
歯科
歯科口腔外科

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
顎骨腫瘍の対処(治療)方法

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専門性の高い診断と治療が必要な顎骨腫瘍

顎骨腫瘍とは、顎の骨にできる良性腫瘍や悪性腫瘍のことを言います。特に、良性腫瘍である歯原性腫瘍が多くみられます。これは、エナメル質や歯牙などの歯を形成する過程において、異常な細胞が増殖することで発生する腫瘍です。
検査では、レントゲンやCT、MRIなどの画像検査、病変した部分を顕微鏡で病理検査を行い、診断をつけていきます。歯科医師によっては、安易に歯根嚢胞と診断してしまうことが多く、適した治療を受けないことで再発する可能性もあるので注意が必要です。
治療に関しては、状態によって顎骨切除をする場合もありますが、それが全てではありません。必要に応じて、抜歯したり大きく顎を切除したりしますが、できるかぎり少ない侵襲の治療をすることを重視します。また、年齢に合わせた治療を選択することもあるでしょう。若年者の顎骨腫瘍では、再発リスクを抑えるために拡大切除や、反復手術治療を行いますが、高齢者の場合はその後のQOLを考えて、無理に大きく切除せずに姑息的治療を行うこともあります。
自覚症状がないまま進行するケースもありますが、何か違和感があった場合は口腔外科医がいる専門性の高い病院で診てもらうことが大切です。

井上 勝元 副院長
井上歯科医院
井上 勝元 副院長
川越市/小堤/鶴ヶ島駅
●歯科 ●小児歯科 ●歯科口腔外科 ●矯正歯科 ●訪問歯科診療
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