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佐藤 雄紀 院長

YUUKI SATO

「あなたが悪いわけではない」。 病気を持ってしまった方が普通に生活を楽しめるよう、私たちがお手伝いさせていただきます

信州大学医学部卒業。長野赤十字病院、東京都済生会中央病院を経て慶應義塾大学病院 血液内科に在籍。埼玉メディカルセンター 糖尿病内分泌代謝内科勤務を経て、2023年7月1日に『新緑糖尿病内科クリニック』を開院(JR京浜東北線「川口駅」より徒歩4分)。

佐藤 雄紀 院長

佐藤 雄紀 院長

新緑糖尿病内科クリニック

川口市/栄町/川口駅

  • ●糖尿病内科
  • ●内分泌内科
  • ●内科

より多くの人に医療を提供したいと考え

佐藤 雄紀 院長

私は父を早くに亡くしました。腎臓を患っていた父は、晩年、心臓も悪くなってしまい、帰らぬ人となってしまったのです。その時から、父が生きていた頃から、医療従事者に対して特別な想いを抱いていました。その想いが徐々に徐々に形となり、医師を志すようになったのです。
信州大学医学部卒業後は、長野赤十字病院、東京都済生会中央病院での研修を経て、慶應義塾大学病院 血液内科に入局しました。血液内科を選んだのは、全身を診たいと考えていたからです。しかし、血液の病気は難しいものが多いのです。大学病院に来られる段階になると、命に関わる状態の方が少なくありませんでした。もう少し早い段階で、なおかつ、普通に生活を送られている方を対象とした医療に携わりたいと考えた時、浮かんだのが研修医の頃より興味を抱いていた糖尿病内分泌代謝内科だったのです。
思えば、その頃より将来的な開業をどこかで考えていたのかもしれません。より多くの患者さんに接するのは、やはり地域のドクターですから。そして2024年6月、縁あって『新緑糖尿病内科クリニック』を開院するにいたりました。クリニックはJR京浜東北線「川口駅」より徒歩4分の「樹モールプラザ」内にあり、お買い物の途中で立ち寄っていただいたり、お仕事帰りに寄っていただける方が多くいらっしゃいます。お悩みとしては風邪などの急性症状が最も多く、ついで、健診で引っかかったなど、糖尿病の疑いを抱いて来院される方が多くなっています。

プレッシャーを感じることなく、気軽に通院いただけることが第一

佐藤 雄紀 院長

糖尿病=生活習慣病というイメージが定着していたこともあって、「糖尿病を持っている人は生活が出来ない人」という見方がされてきました。ひと昔前まで、「なぜこんなに血糖値が悪くなってるんだ」と患者さんを責める医師も珍しくなかったのです。しかし、現在は糖尿病も様々解明が進み、糖尿病にいたる要因には遺伝性の側面や環境要因等が大きく、ご本人は悪いわけではないという見方が主流となってきています。ですから、患者さんを迎える私たちが「患者さんに落ち度はない」という認識を持っておくことが大切で、そうなれば自ずと対応も変わってきます。「あなたが悪いわけではない」。メッセージを常に送り続けることが大切で、患者さんが無用なプレッシャーを感じず、気を楽に通院いただけるようにしたいのです。

より重要なのは、治療を続けていただくこと

佐藤 雄紀 院長

検査結果をすぐにお知らせすることにこだわりを持っています。迅速に、そして正確にHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)を測れる機器を導入しており、糖尿病性腎症を早期に見つけられるよう、院内で尿検査がおこなえる体制も整えています。結果がすぐに見られることで治療にいち早く反映できますし、患者さんの治療へのモチベーションにも繋がることを期待しています。
治療の選択においては、何が最も良い治療なのか、ということをお示しできるようにと考えています。その前段階として重要なのが、その治療がどういうものなのか、ということを正確にお伝えすることです。例えば、インスリンという非常に重要な治療があります。ただ、こちらも糖尿病と同様、悪いイメージをお持ちの方が少なくありません。そうではなく、これまで体で作れていたインスリンがもう限界なので、それを補うために必要なものです、ということを理解していただかなくてはなりません。内服薬も同様ですが、現時点で最良と思える治療の手段を正確にお示しすることが重要です。その上で、患者さんが何を望まれているかを汲み取ってあげることでしょう。患者さんの中には、心の準備が必要な方もおられます。患者さんが「まだ踏み切れない」ということなら、あらゆる手段を用いて心の準備が整うまでお待ちする、ということも時には必要です。正しい治療は大切ですが、より大事なのは、患者さんが治療を続けていく、ということだと思うのです。

糖尿病治療は新しい時代へ

インスリンの投与量を自動で調整してくれるデバイスや、貼り付けておけば24時間血糖を計り続けてくれ、スマホと連動してこちらでも数値を把握できるデバイスも導入しています。また、7月からはオンライン診療をスタートしました。糖尿病の場合、月に1回は血液検査を必要とする方が多いため、オンライン診療だけで完結するのは現状難しいのですが、診療の補助として用いるには十分です。例えば、毎月いらしていた方が急な発熱等で来院できなくなった場合、オンラインで対応し、お薬をお届けする、ということも可能になります。糖尿病そのものの解明が進んだことに加え、様々なデバイスが加わったことで、糖尿病の治療は新しい時代に入ったと言えるでしょう。

これから受診される患者さんへ

最近は、診察の結果、“問題がない”方もいらしてくださるようになっています。手足のしびれがあり、糖尿病を疑って来院されたのですけども、糖尿病ではないとわかると、しびれが無くなったという方もおられました。心の面が症状として体に現れることは珍しいことではありません。1つのお悩みが解消できるだけでも来院された意味はありますので、何か困ったことがありましたらお気軽にご相談ください。

繰り返しになりますが、糖尿病の発症は自分ではどうにもならない要因による面が大きいのです。ですから、患者さんご本人が何ら恥じることはありません。病気と告げられ、ショックを受けない方はいらっしゃらないと思います。しかし、病気を持った方も十分に問題なく生活を送ることは可能ですし、私たちがその手助けをさせていただきます。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

佐藤 雄紀 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:信州大学医学部
  • 趣味・特技:音楽「演奏も鑑賞も」
  • 好きなこと:「美味しいお店を発掘すること」
  • 好きな観光地:沖縄
  • 座右の銘:「昨日から学び、今日を生き、明日へ期待しよう」

佐藤 雄紀 院長から聞いた
『糖尿病』

肥満は糖尿病にとっても大敵

尿が近くなる、喉が渇く。このような症状は高血糖の状態である可能性があります。さらに注意しなければならないのは、手足のしびれ、目のかすみなどで、これらは糖尿病の合併症が疑えます。糖尿病と自覚されていない方がすでに合併症を併発していることは珍しいことではありませんので、そのためにも、1年に1回の健康診断を受けていただくことが大切です。

糖尿病は、年齢を経れば経るほどなりやすい疾患と言えます。と言いますのも、若いうちは膵臓が頑張ってインスリンを作れるからです。糖尿病を大別すると、2つの病態に分かれます。1つがインスリン分泌不全で、頑張ってきた膵臓が踏ん張りきれなくなり、発症するもの。もう1つが、インスリン抵抗性という病態です。内臓脂肪から供給される遊離脂肪酸があると、インスリン抵抗性が増すと言われています。つまり、糖尿病にとっても肥満は大敵で、できることなら解消に努めていただきたいと思います。

グラフで見る『佐藤 雄紀 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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