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半谷 京子 院長

KYOKO HANGAI 

心臓の病気に対する専門的な知識を備えた医師として、24時間365日体制で患者さんとご家族を支えていく

帝京大学医学部を卒業後、循環器内科を専門に研鑽を積む。母校の大学病院や総合病院で診療にあたり、カテーテルアブレーション治療などを多数経験。その後、在宅医療に携わるようになり『ファミリークリニック春日部』の院長に就任。

半谷 京子 院長

半谷 京子 院長

ファミリークリニック春日部

春日部市/備後西/武里駅

  • ●訪問診療

父と同じ医師となり、循環器内科を専門に経験を積む

半谷 京子 院長

父が外科医をしており、この建物も以前は『半谷医院』として使っていたものなのです。私が医師を志したのも「父と一緒に仕事ができたらいいな」という気持ちからでしたが、悲しいことに私が医学部在学中に父にがんが見つかってしまって……。それからは自らの手で父のがんを治そうと、よりいっそう集中して勉強に取り組むようになりました。
帝京大学医学部を卒業後は内科の研修医として2年間、さらに大学院で4年間、合計6年間を母校の大学病院で過ごしました。そうして内科の中でもさまざまな分野を経験するうち、自分の専門として選んだのが心臓や血管の病気を診る循環器内科です。その後は上尾中央総合病院などで経験を積み、カテーテルアブレーション治療にも数多く携わってきました。

両親の病気を転機に、在宅医療に携わるように

半谷 京子 院長

私が循環器内科を専門にしたのは、重い症状で運ばれてきた患者さんが治療によってお元気になり、歩いてお帰りになる様子を目の当たりにしたことがきっかけです。今にも亡くなりそうだった状態の方が、「先日はありがとうございました」と言って外来にいらっしゃる……そういったところに循環器内科ならではの醍醐味を感じました。勤務医として日々やりがいを持って診療していたものの、父と母が続けてがんを患い、フルタイムで働くことが難しくなってしまったんですね。そのため非常勤の医師として複数の病院で診療するようになり、その中で出会ったのが在宅医療でした。
思えば私が両親を診ていた当時は在宅医療というものがまだ確立されておらず、二人とも最期のときを病院で過ごすしかありませんでした。そのため、二人にしてあげられなかった「在宅での看取り」を担当するとともに、ご自宅で過ごす患者さんやご家族のサポートをさせていただきたいという想いから在宅医療に携わるようになったのです。幸い私は循環器の病気を専門的に診てきましたので、カテーテル治療後の在宅ケアや症状のコントロールなどをお引き受けできる点が強みです。最近は医療機器も進化しており、在宅でも人工呼吸療法ができたり、超音波(エコー)検査などができたりしますので、患者さんの状態に合わせたサポートが可能です。

24時間365日体制で患者さんとご家族を支えていく

半谷 京子 院長

『ファミリークリニック春日部』は、医療法人修志会が展開する3つ目の訪問診療専門クリニックです。私は法人グループの理事長を務める西田先生の理念に共感し、グループへの参加を決めました。同じ法人グループにはクリニックのほかに「訪問看護ステーション」や「訪問マッサージ院」などがあり、医師のみならず看護師、セラピスト、マッサージ師などの多職種連携によるトータルサポートが可能です。
訪問診療では24時間365日体制で患者さんやご家族の暮らしを見守ります。こちらから患者さんのもとへ出向き、ご家族の輪の中に入り、病気のことだけでなく生活全般のお悩みを解決に導くことも私たちの大事な役割です。また当院では訪問診療を基本としながら、かつては入院施設も備えていた建物をいかして患者さんのご家族の診療なども行っています。グループ内のネットワークやフットワークを駆使して、患者さんやご家族のご要望に応じてオーダーメイドの在宅医療をご提案できると思いますのでぜひご相談ください。

専門的な知識と経験をいかし、ご家族みなさんに寄り添っていく

勤務医をしていた当時は主にカテーテル治療などを担当しており、治療によって患者さんが劇的によくなられることが喜びでした。一方で在宅医療に携わるようになってからは、入院治療後の患者さんのフォローに回ることが自分の役割なのだと感じるようになりました。カテーテル治療は体への負担が少ない低侵襲治療として知られていますが、治療によって著しく体力を消耗する患者さんは少なくありません。経過観察のために病院を訪れ30分、1時間と待つことは体力的に厳しいものですし、酸素を吸入している方では残量も気にかかるところです。
たとえば近年増加傾向にある慢性腎不全の場合、末期の患者さんでは在宅療養が難しいとされてきました。しかし最近では在宅でも人工呼吸器を付けることが可能ですし、定期的にエコー検査や心電図検査などを行うことにより、症状を上手にコントロールできるようになっています。何かあれば私がすぐに駆けつけて脈をとり、何も異常がなければ安心していただけるでしょう。患者さんやご家族の「安心しました」という言葉と笑顔のために、私も精一杯力を尽くしたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

私は患者さんのお家に伺うとき、必ず患者さんと目線を合わせてお声かけします。患者さんが中心といいますか、まずは患者さんのお話を伺って、それからご家族とお話するようにしています。患者さんはそれぞれにお考えがありますから、医学的に正しい治療を押し付けるだけではうまくいきません。可能な限りご希望を伺い、よく話し合って、その方が満足できる生活や人生を送っていただける方法をご一緒に考えたいと思います。余命半年といわれていた方が、気が付いたらもう一年経過していた……そんなうれしい事例を一つでも多く生み出していきたいと思います。


※上記記事は2022年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

半谷 京子 院長 MEMO

循環器専門医

  • 出身地:埼玉県春日部市
  • 趣味&特技:釣り
  • 好きな言葉 座右の銘:七転び八起き
  • 好きな音楽やアーティスト:ピアノ音楽
  • 好きな場所・観光地:海
  • 出身大学:帝京大学

半谷 京子 院長から聞いた
『心房粗動』

高齢者に多くみられる心房粗動は、カテーテルアブレーションによる治療が可能

心房粗動は非常に速い電気刺激によって心房が急激に収縮し、それに伴って心室の収縮が通常より速くなってしまう状態です。高齢者や心臓の病気をもっている方に多くみられる病気で、高血圧や冠動脈疾患などが発症リスクを高めることが分かっています。

患者さんの症状としては動悸や息切れ、胸痛などが現れることが一般的です。治療としてはカテーテルアブレーション(経皮的心筋焼灼術)によって、異常に発生した電気回路を消滅させる方法が取られます。

心房粗動はアブレーション治療によって根治が望める病気であり、80歳を過ぎたご高齢の方にも適応できることが多いです。心房粗動は治せる病気ですから、何らかの症状がみられる場合は積極的に受診なさることをおすすめします。

グラフで見る『半谷 京子 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION