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栗原 弘明 院長

HIROAKI KURIHARA

開業110年以上の歴史ある病院の4代目として。患者さんと丁寧に向き合い、安心と信頼を築いていく

杏林大学医学部卒業。循環器内科を経て精神科に転向し、精神保健指定医、日本精神神経学会専門医(指導医)を取得。現在は明治時代から続く『楽仙堂病院』の4代目として日々の診療にあたっている。

栗原 弘明 院長

栗原 弘明 院長

楽仙堂病院

深谷市/東方/深谷駅

  • ●精神科
  • ●心療内科
  • ●内科
  • ●人工透析内科

開業から110年以上。歴史ある病院の4代目として

栗原 弘明 院長

『楽仙堂病院』は1909(明治42)年に私の曾祖父が設立いたしました。当初は「国民病」として人々を苦しめた結核の診療を柱にしておりましたが、結核患者さんの減少に合わせるようにして精神科の病院となり現在に至ります。
私は小さな頃から父が診療する様子を見ながら育ちましたので、ほかの道に進むことなど頭になかったと言いますか。ごく自然な流れで杏林大学医学部に進み、医師になりました。

地域の患者さんが住み慣れた地域で暮らして行かれるように

栗原 弘明 院長

当院は開設以来、地域の医療ニーズに合わせて医療提供体制の充実に努めてまいりました。結核の診療に注力した明治時代から時は流れ、令和の時代になった現在は精神科、内科、心療内科、腎臓内科、人工透析内科を掲げ、心身の病気をもつ方が住み慣れた地域で長く暮らしていかれるよう「地域包括ケアシステム」の実現を目指しています。
精神科の病床は110床あり、日常生活や社会復帰が難しい患者さんを積極的に受け入れ、長期療養をサポートしています。また2024年からは新たに腎代替療法(人工透析)をスタートさせるなど、高齢化社会を見据えた取り組みも続けています。

入院患者さんの「穏やかな生活」を支え、社会復帰をサポート

栗原 弘明 院長

精神の病気をもつ患者さんの中には、何十年も入院している方がいらしたり、病院が生活の場になっている方がいらっしゃったりします。自宅で過ごすよりも病院で過ごす時間のほうが長い……そんな患者さんに心穏やかな時間を過ごしていただけるように、スタッフみんなが親身になって精一杯のサポートを行っています。
具体的な取り組みとしては、患者さんとの対話を増やしたり、作業療法によって社会性を高めたり、社会復帰に向けた「生活リハビリ」と言ったら分かりやすいでしょうか。患者さんはもちろんのこと、ご家族の方々とも密にコミュニケーションを取り、療養生活をしっかり支えたいと考えています。

患者さんと丁寧に向き合い、安心と信頼を築いていく

病院のホームページにも記しておりますが、日々の診療の目標は患者さんに「親切」であることです。精神科にかかる患者さんは、つらい体験をしてようやく病院にたどり着いたような方が少なくありませんから、傷ついた心を癒やしてさしあげられるような医療や看護を行いたいと考えています。
患者さんと接するときは常に同じ態度で、「私はいつもと変わらず、ここにいますよ」とお伝えするような気持ちで診療しています。私を含めて全スタッフが心をこめて対応することが、安心や信頼につながればいいなと思います。

これから受診される患者さんへ

当院は埼玉県深谷市で100年以上続く、こぢんまりとした病院です。精神科病院というと敷居が高いような感じがするかもしれませんが、内科、もの忘れ、心療内科などの外来を開設し、あらゆる患者さんに門戸を開いています。お困りごとをご相談いただければ、何らかの解決策をご提示できるかと思いますので、ささいなことでも遠慮なくお声かけください。

※上記記事は2025年2月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

栗原 弘明 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県深谷市
  • 出身大学:杏林大学医学部
  • 趣味:温泉めぐり
  • 好きな本:『ギフテッド』(山田宗樹)、『護られなかった者たちへ』(中山七里)
  • 好きな場所:深谷市
  • 座右の銘:「座して待つ」

栗原 弘明 院長から聞いた
『うつ病』

がんばり過ぎず、自分のための「ご褒美タイム」を確保しよう

うつ病は「気分障害」の一種で、落ち込んだり、元気がなくなったりする状態のことを言います。原因はさまざまなものが考えられ、何の前触れもなくある日突然、気分の落ち込みに襲われるケースも珍しくありません。その様子を「心の中に大雨が降ってきた……」と記した文豪もいたほどです。

うつ病の治療では薬物療法が選択されることが一般的です。最近は抗うつ薬にもいろいろなタイプが出てきているため、「眠れない」「イライラするなど」の症状に適した治療薬が処方されます。一方で、うつ病は真面目でがんばり過ぎる人が発症しやすいとされていますから、心身共に穏やかに過ごせるような環境を整えることも大事です。1日のうちに自分のためだけのリラックスタイムをつくるなど、ゆとりある生活を送ることがうつ病予防につながります。

グラフで見る『栗原 弘明 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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