彩のクリニック
所沢市/小手指町/小手指駅
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電話 | 04-2949-1118 |
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所在地 | 埼玉県所沢市小手指町4丁目1-1 |
最寄駅 | 小手指駅 |
駐車場 | 75台完備 |
WEB | |
休診日 | 日曜 |
診療時間 |
9:00〜12:00 15:00〜18:00 [土曜・祝日]9:00〜12:00 |
特徴 |
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YASUHIRO OHARA 大原 泰宏 院長
総合内科専門医 /外科専門医 /神経内科専門医 /循環器専門医 /消化器病専門医 /消化器外科専門医 /整形外科専門医 |
医院情報は埼玉ドクターズ(株式会社アートブルー)が独自に収集したものです。診療科目や診療時間などにつきましては変更されている場合もございます。ご来院の際は念のため、各医院様へご確認ください。また、掲載情報の内容に誤りがある場合、もしくは情報の修正・新規登録をおこなう場合は『お問い合わせフォーム・その他のお問合わせ』よりお願いいたします。
大原 泰宏 院長への独自インタビュー
「いろんな人を救える医師になりたい」自身の医療体験から医学の道へ
実家が歯科医院なんです。兄も歯学部に進みましたし、親としては「医学に進んで欲しい」という希望があるだろうな、とは感じていました。ただ、自分自身で医師を目指すようになったのは、高校生の頃の「医療体験」にあるのかな、とも思いますね。
高校生の頃に目を怪我したことがあるんですが、結構大きな怪我で治療には数ヶ月かかりました。長期間の治療で「視力が回復しないかも知れない」と不安だった時に、すごくお世話になった眼科医の先生がいたんですよ。高校3年生だったので受験のことも不安だし、自分のケガのこともすごく不安な時期で。そんな時に精神的な支えとなり治療もしてくれた先生にはとても感銘を受けました。その時の医師のように「いろんな人を救える医師になれたらいいな」と思ったことを覚えています。
埼玉医大を卒業してからは大学の外科の教授に誘ってもらい、外科に入局しました。
ただ、当時からいつか地域に貢献できる医療がしたかったんです。いわゆる町医者になりたかった。
僕の考える医療というのは「高度な先進医療よりも地域の患者さんに役に立つ医療」であり「患者さんとの距離が近い診療が出来る医師」だったので、大学病院よりも地域の2次病院というのが合っていたんだと思います。医局の人事で大学に戻ってもその思いは続いていて、「地域貢献が出来る医師になろう」という部分はずっと変わりませんでしたね。
大学の系列病院で5年ほど救急の外科部門にいて、そこでもやはり「地域連携の大切さ」を学びました。そこで、地元のクリニックだけでは限界があるし大病院だけでは医療は成り立たないということを改めて実感したんです。そこからですね。
自分が開業するときは大きなクリニックで患者さんをしっかりと診れるような場所で、と考えました。でも、大きなクリニックにするとなったら自分一人では出来ません。当時は自分の理想の医療と現実とのギャップをどうしたら近づけられるかと悩んでいました。そんなときに、偶然こちらの病院からお声掛けいただいたんです。
もともと非常勤として関わっていた病院でしたし、ここのクリニックなら自分が思い描いていた「患者さんをしっかり診られる医療」が実現できるのではないかと思いました。自分と同じような思いをもったスタッフが多いのも知っていましたし、医師だけでなく皆が同じ方向を向いているのも体感していたんです。設備のことも、地域の患者さんとの距離感が近いことも理想的でしたから、ここで「自分の医療」をやっていくんだと決めるのに、時間は掛かりませんでしたね。
目指すのは「最期まで寄り添う医療」大学時代から思い描いていた医療の実践
大学の勤務医時代は、消化器外科として専門的な医療を担当していました。
がん治療や緊急手術が多く救命にも携わり、とてもやりがいのある現場でした。
ただ、大学病院では「最期まで診て欲しい」と患者さんから要望されても、応えることが出来なかったんです。大学病院や大きな病院としての役割だったり、急性期病院としての使命を果たそうとすれば仕方のないことですが、心情としては複雑でした。
特に大学病院の場合は高度な医療を求めて来られる方も多いですし、次々と患者さんが待っておられる環境でしたから、じっくりと一人ひとりに向き合う時間もなかなかとれていませんでした。ですから、大学病院でがん末期の患者さんなど「終末期」に入っていくことがわかっている患者さんを診ることは辛かったです。その辛さというのは、治療として関わることが嫌だということではなく、治療が終われば別の医療機関に託さなければならず、その方の生涯を通して診続けることが出来ないという寂しさでもあります。患者さんにとっても医療ありきの大学病院にいることが本当にいいんだろうか、落ち着いて診てもらえる場所で過ごしたほうが良いのではないか、という葛藤もありましたね。
当時関わっていた救急の医療を否定しているわけではありませんが「自分がやりたい医療は大学病院にあるんだろうか」という思いを持っていたのも事実です。高度な治療を次々に提供していくよりも、出会いは消化器外科の手術だったとしても、その先まで関われたらいいなあと。大学病院から患者さんを託す先の「地域の医療機関」が羨ましかったこともあります。現在は彩のクリニックでも在宅診療をはじめて、医療機関から帰ってこられた方を最期まで診ることが出来るようになりました。在宅医療はまだまだはじめたばかりですが、やりがいを感じます。その方の生涯に最期まで寄り添うことが出来るというのは。
それに、在宅医療ではスタッフと一緒に関わっているということを感じられるのもいいですね。
大学病院では患者さんの方から多くを伝えようとしてくれることが多いけれども、在宅の患者さんの場合は、訴えを一度で引き出すことが難しいんです。医師や看護師、ケアマネやヘルパーさんなど多くの方が関わっているので、いろんな方と連携して本当の気持ちを話してもらえます。もちろん、それぞれのスタッフが患者さんの本当の思いを引き出すように意識して関わっていますが、連携してはじめて患者さんの思いを知ることも多いですね。難しいですが、それでも丁寧に関わり信頼してもらえれば、ほとんどの方が本心を伝えてくださいます。信頼関係が築けるまで長期間の関わりができる、在宅医療ならではのメリットだと感じますね。
また、ご家族との関わりも同じくらい大切にしています。
長時間患者さんを支えているご家族は少なからず負担を抱えているものですが、その訴えを拾えずに後から後悔した経験があるんです。医師には弱みを見せずに頑張っていたことに気づけなかったんです。ただ、患者さんの安全のためにはご家族が安心して過ごすことがとても重要です。ご家族の気持ちを支えることも訪問診療の大事な役割ですから、いろんなアプローチを行って丁寧に接し、ご家族のことも理解するように心がけています。