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布施 至堂 院長

FUSE MICHITAKA

親と子、あなたと私、地域とクリニック、子育てを一緒に。365日診療、ホッと安堵できる場所でありたい

聖マリアンナ医科大学医学部卒業後、埼玉医科大学総合医療センターで小児科・新生児科・救命救急を専門に経験を重ねる。その後、長野や埼玉の総合病院を経て、2020年にイオンタウンふじみ野3階に『あんどこどもクリニック』を開業して現在に至る。小児科専門医。

布施 至堂 院長

布施 至堂 院長

あんどこどもクリニックふじみ野

ふじみ野市/福岡/上福岡駅

  • ●小児科

子どもの元気なパワーに魅力を感じて小児科医へ

布施 至堂 院長

■子どもの元気なパワーに魅力を感じて小児科医へ
医師だけを目指していたわけではなく、手に職をつけたいと思っていました。そんな中でドラマになる仕事、たとえば警察官やお医者さんといったわかりやすい職業に興味がありました。医学部卒業後に臨床研修2年間が義務化された最初の世代だったのですが、心臓内科医になるつもりでいました。大学病院でいろいろな科をまわっていくにつれて、内科や外科で元気に退院される方もたくさんいらっしゃるものの、一定数お亡くなりになってしまう。ところが小児科は子どもたちがみんな元気に退院していき、そのような科は他にはないと気づいてとても衝撃を受けました。大学病院で小児科、新生児科、救命救急を専門に経験を重ねた後、長野や埼玉の総合病院にて小児科、麻酔、集中治療部での経験を経て、2020年にイオンタウンふじみ野3階に『あんどこどもクリニック』を開業して現在に至ります。人の役に立っている実感があって、こんなに感謝される仕事はなく、今となっては小児科医になって良かったなと心から思っています。開業して2年になるので、当時から通っている赤ちゃんは2歳になって、走る、いろいろしゃべるなります。子どもの成長する過程のなかで役に立っていきたいです。

利便性を重視して「イオンタウンふじみ野」にて365日診療

布施 至堂 院長

当クリニックは便利に安心してお越しいただけるように、利便性の高い「イオンタウンふじみ野」3階に開院しました。お買い物のついでに来院される方も多く、365日年中無休で診療していることも特徴です。日曜日に子どもが急に体調を崩した時に「どこもお休みの中でここは診療していて助かった」という声も多くいただいています。さらに、土日も含めてお母さんお父さんが連れてきやすい、家族がサポートしやすい環境を考えたので、予防接種や乳幼児健診など病気以外で来院するときにも、ライフスタイルに合わせて通いやすいのではないでしょうか。予防接種は感染症対策として非常に大切なのでどんどん受けてもらいたいと思っています。

新型コロナの感染拡大により現在では感染対策が普及しましたが、当クリニックでは開院当初からすでに力を入れています。クリニックの入り口は「外来診療」と「予防接種・検診」で2つに分かれているので、待合室が一緒になることはありません。また、待合室は子どもたちが走り回れるくらい広々しているので、ソーシャルディスタンスが保てます。その他、電話診療やオンライン診療も行っていて、ちょっとしたお困りごとの相談にのっています。

親と子、あなたと私、地域とクリニックを「&」「安堵」でつなぐ

布施 至堂 院長

当クリニックは『子育てを一緒に。』という想いが強くあります。“ここに来れば大丈夫”とホッと安堵できる場所でありたいと思っているで、クリニック名には「安堵」の「あんど」、そして「親と子、あなたと私、地域とクリニック」をつなぐ言葉「&」をかけて、いろいろな想いを込めています。院内にはゾウの巨大な壁画もあり、トレードマークになっています。なぜゾウなの?と思った方もいるかもしれませんが、ゾウは集団で子どもを守って、子育てをする動物なんです。ですから、みなさんとクリニック、みんなで子育てをしていこうという想いを込めています。ロゴには象の振り撒く水で「植物」が育ち「虹」ができ、「地域」が豊かになっていく様子を表現。色は「安堵」につながる温かみのあるオレンジをメインに「豊かさ」を感じる植物の緑、水の青、輝きの黄色を配色しています。こうした想いや取り組みがクリニックのコンセプトにつながっているので、普段の診療でも安心していただけるように「親御さんが何を求めているのか?」「心配しているお父さんお母さんに対してどのように説明するのか?」と言ったことに留意し、丁寧な対応を心がけています。また、どんなことでも悩みを相談できる場所でありたいと思っているので、お医者様という堅苦しい雰囲気はなくして、相談しやすい雰囲気や環境を整えています。

自閉症など『発達外来』の専門医がお子さんをサポート

当クリニックでは『発達外来』に力を入れています。通常やっているところは少ないので大きな病院へ行くしかありませんが、当クリニックでは週に1回、発達外来を担当しているドクターがいます。発達障害の子たちというのは多かれ少なかれいて、あるテレビ番組でも取り上げていましたが、「将来どうなるのか?」と親は不安になるものです。20年間追跡調査した結果、7割の子は普通に社会生活を送れていることがわかりました。発達障害の子たちは、自分が得意なことをのばすことでコミュニケーション能力が上がったそうです。このような実態からも私も何かしてあげたいという思いが募り、発達外来を専門とした医師に来ていただくことにしたのです。

みなさんが知っている芸能人やプロ野球選手は傍からみれば素晴らしいと思っても、実は発達障害の人もいます。彼らは1つのことに特化しているので他のことは不得意ですが、親のサポートもあって、得意なことを誰にも負けないくらいに知識を身につけたり、スポーツを極めたりしています。平均的に何でもできるようにするのではなく、子どもの得意なことを1つ探して、医療の立場からサポートしていきたいと思っています。実際には発達障害の境界線あたりにいる子どもたちもたくさんいて、本当に治療が必要な子は大学病院などで診てもらい、学校には通っているけれど何か問題がある子は当クリニックで何とかしてあげたいですね。そのような子どもの親たちは「すごく育てにくい」と育児に困っているものです。ですから「どうやって付き合っていけば子どもがのびるのか?」といった子育ての悩みを、さまざまな角度からアドバイスして解決していきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

『子育てを一緒に。』という想いでやっていますが、子育てとは、お父さんやお母さん、「家族」というカタチだけに限定されることはないと思っています。子どもを守っている人、育てている人がホッとできる場所があって、役に立てたらいいなと思ってクリニックを立ち上げました。みんなでその子を育てるというように、みなさんに支えられながら、お互いに支え合いながら、今後も地域とクリニックと患者さんをつなぐ存在として貢献していきたいです。毎日診療しているので、気軽にご相談ください。


※上記記事は2022年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

布施 至堂 院長 MEMO

小児科専門医

布施 至堂 院長から聞いた
『川崎病』

『川崎病』はどんな症状?大人もかかるの?

「川崎病」は今から40年以上前に川崎富作先生が提唱した、全身の血管で炎症が起こる病気ですが、原因は未だにわかっていません。主な症状は、白目が赤くなる、唇や舌が赤くなる、手足が赤く腫れる、皮膚が赤くなる、リンパ節が腫れる、特に5日以上発熱が続くという特徴があります。最近ではBCG予防接種を受けたところが赤く腫れるのも特徴です。一時期コロナ感染説もありましたが、感染症等をきっかけに何かしら炎症が起こるのではないかといわれています。川崎病になりやすい年齢層は生後3ケ月くらいから始まって、小学生くらいには殆んどなくなり、大人は基本なりません。さらに欧米人よりもアジア人に多く、海外ドラマ『ER緊急救命室』でも患者さんはアジア人という設定です。治療法は免疫グロブリン、アスピリン内服、ステロイド投与といった炎症を抑える治療になります。川崎病の後遺症に心臓疾患が残ること、心臓の血管にコブをつくることがあるので、コブの中に血栓ができて心筋梗塞や突然死の恐れがあります。原因は解明されてはいませんが、早い段階で炎症を抑えた方がいいことはわかっている状況です。川崎病の定義は発熱5日以上ですが待つ必要はなく、3日目や4日目からBCGが赤くなったり、全身が赤くなったりしたら川崎病の可能性があります。いろいろ検査をするのではなく症状で診断するのですが、後遺症を含めて、しっかりと適切に小児科医の判断を仰ぐことが大切です

グラフで見る『布施 至堂 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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