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小野原 聡 院長

TADASHI ONOHARA

気軽に相談ができて、話しやすい、地域に根ざした泌尿器科クリニックを目指して

東京医科大学医学部医学科 卒業。戸田中央総合病院 初期研修を経て、東京女子医科大学 腎臓病総合センター泌尿器科に入局。戸田中央総合病院(泌尿器・移植外科)、東京女子医科大学附属八千代医療センター(泌尿器科)、同大学腎臓病総合センター 泌尿器科助教、東京都立大久保病院(泌尿器・移植外科)、戸田中央総合病院(泌尿器・移植外科)を経て、2025年5月に『あかつき腎泌尿器科 戸田公園』を開院(JR埼京線「戸田公園駅」東口より徒歩10分)。

小野原 聡 院長

小野原 聡 院長

あかつき腎泌尿器科 戸田公園

戸田市/下戸田/戸田公園駅

  • ●泌尿器科
  • ●女性泌尿器科
  • ●内科

わかりやすい医療を」。小学生の頃に感じた思いが、医療の原点

小野原 聡 院長

私が医師を志したのは、小学生の頃に祖父を亡くした体験がきっかけでした。前日までは元気だった祖父が病院に向かって程なくして突然亡くなってしまい、家族はただ驚き、戸惑うしかありませんでした。そのときに強く感じたのが、「わからないまま終わらせてしまうことへの疑問」でした。どうしてそうなったのか、何が起きたのか。それを丁寧に伝えてくれる人がいてくれたらと、子どもながらに思ったのです。そうした思いから、誰にでもわかりやすく、納得できる医療を提供したいと考えるようになり、医師を志しました。
大学卒業後、さまざまな診療科をローテーションする中で、泌尿器科に魅力を感じました。泌尿器科は腎不全や腎移植、膀胱や腎臓、前立腺のがん、さらに膀胱炎や尿路結石、男性更年期障害といった良性疾患まで、対象とする病態が多岐にわたり、専門性と幅広さを併せ持つ科という点に惹かれました。「なんでも見られる医師になりたい」という初心と、泌尿器科の持つ多面的な側面が合致した瞬間でした。
専門医取得後、自分が本当にやりたかった医療とは何かと立ち返ったとき、「わかりやすく、身近な医療を届ける」ことこそが、自分の目指す姿だと再認識しました。開院を決意したのは、まさにその思いを実現するためです。かつて勤務医として最初に働いた戸田の地に戻り、地域とつながりながら診療するという選択にも、大きな意味を感じています。

わかりやすく、相談しやすい診療を

小野原 聡 院長

患者さんから「話しやすい」と言っていただけることが多いのは、本当にありがたいことです。泌尿器科の症状は、デリケートで相談しづらいものも多くあります。だからこそ、「ねえ、ちょっと聞いて」と気軽に話せる空気を大切にしたいと思っています。診察室では専門用語を並べるのではなく、膀胱を風船にたとえたり、身近な例を使ったりして、どなたにも伝わるような説明を心がけています。

また、私は腎移植にも長く携わってきました。移植後の患者さんには、泌尿器的なフォローと同時に、内科的な管理、たとえば血圧や生活習慣病のコントロール、感染症への注意など、多角的な視点が求められます。そうした経験を活かし、泌尿器に限らず、全身の健康を支える医療を届けていきたいと考えています。

幅広い診療に対応する検査・連携体制

小野原 聡 院長

当院では泌尿器科に必要な検査機器をできるだけ充実させ、診断まで一貫して行える体制を整えています。エコーや膀胱鏡、尿流量測定トイレなどの専門的な機器を揃え、CTやMRIなどの大型機器については、戸田中央総合病院と連携し、最短当日でも速やかに検査を受けられる仕組みを構築しています。
また、手術が必要なケースにおいても、近隣の病院と連携を取りながら、スムーズにご案内できる体制を整えています。術後のフォローアップ、特に前立腺がんや膀胱がんの定期的な膀胱鏡検査なども当院で継続して行えるため、術後の不安を軽減し、患者さんに寄り添ったケアが可能です。
私自身、現在も病院に出向いており、入院中の患者さんの経過を直接確認することもできます。そのため、紹介した後の経過もきちんと把握でき、再び戻って来られたときも自然に会話がつながります。こうした密な連携は、患者さんにとっても大きな安心感につながっていると思います。

気軽に相談できる“泌尿器のかかりつけ医”として

男性にとって、「薄毛」や「勃起力の低下」は、なかなか人には相談しづらいテーマです。しかし、これらは決して珍しいことではなく、実際に多くの方が悩みを抱えています。当院では、AGA(男性型脱毛症)やED(勃起障害)についても、泌尿器科専門の立場から診療を行っています。特にAGAは、男性ホルモンと深く関わるため、泌尿器科の知識が活かせる分野と言えるでしょう。ネットや個人輸入による自己判断での治療ではなく、専門性を有する医師の管理のもと安全に進めることが重要です。

「ちょっと気になるけど、どこに相談すればいいかわからない」といった悩みにも、気軽にお応えできるような場所でありたいと考えています。とくに男性更年期障害やAGAのように、これまで表に出にくかった疾患にも対応することで、泌尿器科の敷居を低くし、より多くの方にご利用いただけるクリニックを目指しています。

これから受診される患者さんへ

性感染症は自覚症状が乏しく、気づかぬうちに進行することがあります。将来の不妊の原因やパートナーへの感染リスクもあるため、「何かあってから」ではなく、「何もなくても確認するために」検査を受けることが大切です。
近年では結婚や妊活を控えた方が、自分と大切な人の健康を守る目的でブライダルチェックを受けることが増えてきました。「ブライダルチェックに産婦人科に行くのは抵抗がある」という男性の方も多いと思いますので、当院も選択肢の一つとしてご提案できればと思っています。当院でも、クラミジアや淋菌、梅毒、HIVなどの性病検査や精液検査をプライバシーに配慮して実施し、結果説明も丁寧に行っています。

泌尿器科という診療科は、日常の中で「なんとなく気になる」「ちょっと不安」と思っても、相談しづらいことが多い分野です。だからこそ、私はこのクリニックを、そうした一歩を踏み出しやすい、あたたかい場所にしたいと思っています。お困りのことがあれば、まずは「ちょっと聞いてみようか」と、そんな気軽な気持ちで来ていただければ嬉しく思います。

※上記記事は2025年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

小野原 聡 院長 MEMO

泌尿器科専門医

  • 出身地:埼玉県
  • 出身大学:東京医科大学
  • 趣味:スポーツ観戦
  • 好きなスポーツ:サッカー
  • 好きな場所・観光地:海/沖縄、ハワイ
  • 座右の銘:「努力は必ず報われる」(種を撒いただけでは収穫は得られない。水をやり、肥料をやり、手をかけることで、いつか大きな成果を得ることができる)

小野原 聡 院長から聞いた
『神経因性膀胱』

排尿のトラブルは早めにご相談を

何らかの神経の異常を原因として、おしっこが出づらい、残尿感があるといった症状が起こるものを言います。神経の病気ですから、その原因は多岐に渡ります。例えば、二分脊椎など、生まれつきの病気でおしっこのコントロールがうまくいかないこともありますし、糖尿病の合併症で末梢神経障害が起こるなど、後天性のものもあります。
大元の、根本的な治療を行うことも大切ですし、神経因性膀胱に対応する内服治療もありますので、治療を継続しながら、尿流量な残尿測定を行い、状態によってお薬の調整をしていくことになります。そうした治療で改善が見られない場合、自己導尿と言いますが、ご自身で管を入れて排尿を促す方法も検討されてきます。当院では自己導尿の手技の指導も行っています。

糖尿病、あるいは脳梗塞は身近な病気ではありますし、他に交通外傷や薬剤性の神経因性膀胱もあります。まれではなく、よく見られる疾患の1つでもありますので、排尿障害を感じられたら、専門の医師に相談されると良いでしょう。

グラフで見る『小野原 聡 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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