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しらと ひろゆき 院長

HIROYUKI SHIRATO

困った時に訪れていただける、今を快適にするクリニックに

帝京大学医学部卒業。同大学付属病院 外科に入局。大田原赤十字病院(那須赤十字病院)外科、帝京大学医学部附属病院 血管外科、済生会川口総合病院 血管外科、愛誠病院 総合診療・血管外科、としま町クリニック(院長)、川島クリニック(院長)を経て、『しらと内科外科クリニック三郷』を開院(JR武蔵野線「三郷駅」南口から徒歩3分)。

しらと ひろゆき 院長

しらと ひろゆき 院長

しらと内科外科クリニック三郷

三郷市/三郷/三郷駅

  • ●内科
  • ●外科
  • ●消化器内科
  • ●老年内科
  • ●健診・検診

困った時にまず訪れてもらえるクリニックに

しらと ひろゆき 院長

私はもともと医療という仕事に身近な環境で育ちました。父が歯科技工士をしており、小さい頃から仕事場の風景をよく見ていたのです。そこに兄が歯学部に進学したことで、「自分も医療の道に進みたい」と自然と思うようになりました。外科医を志したのは、手塚治虫さんの『ブラックジャック』という漫画に出会ったことが大きかったでしょう。どんな病気にも向き合い、必要な処置を自分の手で施す外科医の姿に憧れを抱いたのが、最初の一歩だったと思います。
初期研修制度がまだ整っていない時代だったため、私は最初から外科に所属し、各分野をローテーションしながら学びました。その中でも特に消化器外科の手術経験を多く積み、専門医を取得するまでになりました。加えて、血管外科の手技が術中の安全性や精度に大きく関わることに気づき、大学院では血管外科を中心に学び直しました。そうした外科的なスキルの積み重ねが、今の診療にも生きていると感じています。
その後、介護老人保健施設の管理者を務める機会を得て、高齢者医療の分野に関わるようになりました。高齢の方々と向き合う中で、自分の性格や価値観がこの領域に合っていると感じ、次第に外科的な処置よりも、患者さんの生活を支える診療に重きを置くようになりました。そして、いつか自分のクリニックを持ちたいという思いが強まり、2025年5月1日、三郷市で『しらと内科外科クリニック三郷』を開院いたしました。「困った時にまず訪れてもらえるクリニック」の実現を目指してまいります。

幅広い症状に対応する地域の「最初の相談窓口」として

しらと ひろゆき 院長

開業後の患者さんを見てみますと、お子さんを連れたご家族やお若い方、ご高齢の方など、本当に幅広い年代の方にご来院いただいています。隣の医療モールには小児科や歯科があり、小児科を受診された親御さんが一緒に風邪をひいてこちらにいらっしゃるというようなケースも多いですね。
診療科としては、内科、消化器内科、一般外科、老年内科を掲げています。内科的な疾患はもちろん、ちょっとした擦り傷や切り傷、火傷などの外傷にも対応できる体制を整えています。あまり知られていないかもしれませんが、こうした小さな外傷を診られるクリニックは意外と少なく、地域にとっての大事な役割だと考えています。

老年内科として、生活に寄り添う診療を

しらと ひろゆき 院長

当院では、患者さんの年齢ではなく、生活の状況やセルフケアの能力をもとに、一般内科と老年内科のどちらに重きを置くべきかを判断しています。90歳を過ぎても元気にご自身で管理されている方もいれば、70代でも日常生活に支援が必要な方もいらっしゃいます。
老年内科という標榜を掲げたのは、高齢の方が抱える複雑な問題にしっかりと向き合いたいという思いからです。例えば、「薬が多すぎる気がする」「最近物忘れが増えた」「体が弱ってきたがどう対応すればいいのか分からない」といった悩みは、なかなか相談できる場が限られています。
このクリニックが、そうした不安を受け止める場所になれたらと考えています。患者さんご本人だけでなく、ご家族のサポートや相談にも応じられるよう、日々心を込めて診療しています。

すべてを治す医療より、今を快適にする医療を

高齢者医療に携わる中で痛感したのは、「すべての病気を治すこと」が必ずしも患者さんにとって最善ではないということです。高血圧、糖尿病、高脂血症など、いわゆる生活習慣病を複数抱える高齢者の方が、数えきれないほどの薬を飲みながら日々を過ごしている姿を多く見てきました。もちろん病気の進行を抑えることは重要ですが、加齢に伴い、薬の副作用や飲み合わせの問題、さらには服薬そのものが生活の負担になることもあります。私が診療の中で意識しているのは、そうした方々と一緒に「何を優先するか」「どこまで治療をするのか」を丁寧に話し合うことです。
その人の人生の質(QOL)を尊重しながら、できる限り快適に日常生活を送れるように支援していく。それが私の目指す医療です。必ずしも完璧を求めるのではなく、患者さんが「ちょうどよく暮らせる」ための医療を提供していきたいと考えています。

これから受診される患者さんへ

『しらと内科外科クリニック三郷』は、大きな病院に行くほどではないけれど、なんとなく調子が悪い、健康診断で気になる結果が出た、どの科に行けばいいか分からない――そんな時に、ふと立ち寄れるような場所でありたいと思っています。
予約制ではありますが、予約なしでの受診も可能です。具合が悪くなった時に「今すぐ診てほしい」という気持ちにできる限り応えたいという考えからです。
内科、外科、消化器、老年内科と幅広く診療しているからこそ、どんな症状でもまずは相談してみてください。必要に応じて、適切な医療機関へのご紹介も行います。地域の「最初の相談窓口」として、皆さんの健康を支える存在になれるよう、丁寧に診療を続けてまいります。

しらと ひろゆき 院長 MEMO

外科専門医 /消化器病専門医

  • 出身地:茨城県
  • 出身大学:帝京大学医学部
  • 趣味:家庭菜園(水耕栽培)
  • 好きなこと:「ネコが大好きです」
  • 好きな場所:茨城県桜川市
  • 好きな言葉:「古きものが良きにあらず、新しきものが良きにあらず、良きものが良きなり」

しらと ひろゆき 院長から聞いた
『血栓性静脈炎』

どこまでの血栓症なのか、その見極めが大切

血栓性静脈炎は、足などの表面の静脈に起きる血栓症です。血管内の血液の流れが滞ってくると(うっ滞)、怪我や、皮膚の炎症など、何かの拍子にうっ滞している血液が固まりやすくなり、皮膚表面に近い部分の血管内に血栓症が起きやすくなります。血栓症が起きると、表面が赤く腫れ上がって痛みを伴うようになります。
血栓性静脈炎は、下肢静脈瘤の診察をしているとよく遭遇する疾患です。下肢静脈瘤は、足の血管に逆流が起き、血液のうっ滞が起こるものですが、同時に血栓性静脈炎を併発しやすい傾向があります。足が赤く腫れ上がり、熱を伴って痛みがある病気には、様々なものが想定されます。皮膚表面に近いところに起こるのが血栓性静脈炎ですが、より深部、筋肉の中の血管に血栓症が起こるものに深部静脈血栓症があり、菌が関係している蜂窩織炎(ほうかしきえん)の可能性もあります。どこまでの血栓症なのか、あるいは皮膚の炎症だけであるのか、その見極めが大切です。皮膚の炎症だけと思い、抗生物質の投与を続けていても改善ははかれませんので、足に上記したような症状が起こった場合、超音波検査等でしっかり診断することが求められます。

グラフで見る『しらと ひろゆき 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION