浦田 泰平 院長
TAIHEI URATA
患者さん一人ひとりの「明るく、健康な時間を伸ばす」お手伝いを
東京大学医学部医学科 卒業。東京大学医学部付属病院 整形外科教室に入局。以降、大学病院や関連病院で主に膝の手術を中心に専門的診療に携わり、2025年に『UT整形外科 武蔵浦和』を開院(JR埼京線・武蔵野線「武蔵浦和駅」より徒歩2分)。

浦田 泰平 院長
UT整形外科 武蔵浦和
さいたま市南区/白幡/武蔵浦和駅
- ●整形外科
- ●リハビリテーション科
「あきらめるのはいつでも早すぎる」。親友の言葉に励まされ

座右の銘にもあげた「あきらめるのはいつでも早すぎる」とは、私の親友から昔、掛けられた言葉なのです。母校である東京大学は、入学時、理科I類・II類・Ⅲ類という括りで、1、2年生の間は専門の学部が決まっておらず、最初から医学科に進学したわけではありませんでした。当時私は進路を悩んでおりましたが、その時に掛けられた言葉が冒頭の言葉でした。幸い、4年間の大学生活を終えたのち、学士入学という形で医学部へと進むことができました。彼のあの言葉があったから、頑張れた、というところは少なからずあり、本当に感謝しています。
整形外科を選んだのは、治る可能性が高い疾患が多いという面に惹かれてのことでした。もちろん完治が難しい疾患も多くありますが、骨折の治療などで治癒を得られるケースが多くあります。医師として、自分の治療で「治った」という実感を得たいということが大きかったのでしょう。その後は膝を専門とし、大学病院や関連病院で手術を中心に診療を行ってきました。その過程で、手術だけでは手が及ばない部分、手術に至る前にできることがあると考えるようになり、開業を決意したのです。
患者さんの言葉にしっかり耳を傾けることを肝に命じて

患者さんの訴えをよく聞く、ということが大切です。どんなに忙しくても、決して急かしたりせず、訴えにしっかり耳を傾けることは、心がけているというより、気をつけていることです。患者さんが「まだ言えてないのに」と思ってしまうようなことがないようにしたいですし、「思っていることが全部話せた」ということも治療の一環と言えるのではないでしょうか。
専門に特化した病院とは異なり、クリニックにおいては、複数箇所の痛みや違和感を感じておられる方が少なくありません。肘も痛いけど、腰も肩も膝も痛い、といったように、特定の部位だけでないことがあります。それらをすべてその日に診ようとしても、逆に中途半端になってしまうこともあるでしょう。ですから、しっかりと説明した上で、1つ1つを丁寧に診ていくということもまた大切と考えています。
長く続く膝の痛みにプラスアルファの選択肢を

膝の手術を専門にしてきたこともあり、変形性膝関節症は力を入れて診ていきたい分野の1つです。治療としては、薬物療法に加え、理学療法士によるリハビリテーションなど、保存療法をしっかりと行い、手術に至らないで済むよう治療を手掛けていくことになります。手術を回避するための手段としてそのほかにヒアルロン酸の注射があり、当院ではそれにプラス、再生医療を扱っています。再生医療とは、患者さんご自身の血液や細胞を加工した製材を用いて組織の修復を図っていくもので、副作用も少なく、身体の負担が最小限となるよう配慮した治療になります。実際に治療を受けた方の多くが、その効果に満足されています。再生医療は自費診療の扱いとなりますので、それ以前のリハビリテーションや保存療法などにしっかり取り組んでいただき、プラスアルファの選択肢として当院ではご案内させていただいています。
骨粗しょう症の予防と啓蒙にも力を
脊椎疾患において、例えば手術の適応云々といった状態においては、より専門的な意見が求められる部分もあり、週に1度、脊椎の専門医を招聘し、診察をしてもらっています。
それからもう1つ、力を入れて取り組んでいるのが、骨粗しょう症の予防です。当院の検査機器では腰椎や大腿骨からDEXA法による正確な骨密度を測定でき、適切な評価の元、段階に応じた治療を提供しています。
骨粗しょう症の予防は、将来的な骨折のリスクの回避に直結します。それは、大きな病院では手の届かない部分であり、逆に言えば、地域のクリニックはよりアプローチしやすい場所にいると言えるでしょう。地域に密着したクリニックとして、骨粗しょう症の予防と啓蒙を1つの使命として捉え、頑張っていきたいと思っています。
これから受診される患者さんへ
東芝病院在籍時には、チームドクターとしてスポーツに関わる機会がありました。スポーツ障害も数多く経験してきておりますので、スポーツ障害、あるいはスポーツ外傷のある方もご相談にいらしていただければと思います。
クリニックには、気軽さや、間口の広さが求められます。膝や骨粗しょう症について多くお話ししましたが、運動器のことでしたらどんなお悩みでも構いません。1人で抱え込まず、どうぞお気軽にご相談ください。
※上記記事は2025年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。
浦田 泰平 院長 MEMO
整形外科専門医
- 出身地:福岡県
- 出身大学:東京大学医学部
- 趣味:「ネコと遊ぶこと」「子どもと遊ぶこと」
- 好きな作家:東野圭吾
- 好きなアーティスト:Official髭男dism
- 好きな観光地:沖縄
- 座右の銘:「あきらめるのはいつでも早すぎる」
浦田 泰平 院長から聞いた
『変形性膝関節症』
従来の保存療法・手術療法以外の選択肢も
変形性膝関節症は、膝関節の軟骨がすり減り、変形が生じることで、痛みや炎症が生じる疾患です。軟骨がすり減り、骨同士がぶつかることで「骨棘」とよばれるトゲが発生したり、関節包に炎症が起こることで、膝に水が溜まったりします。 変形性膝関節症の主な原因は加齢で、膝周りの筋力の低下、肥満によっても発症リスクが高まります。
・診断
基本的にはXPを撮影することで診断が可能です。病期は0~4の5段階で評価され、推奨される治療法が異なります。
・治療
治療には大きく分けて保存療法と手術療法があります。
症状が進行した場合は手術が必要となることもありますが、人工関節や骨切りなどの手術は不安を感じる患者さんも多く、可能な限り手術に至らずにすむように保存療法に取り組みます。
現在の医療では一度傷んだ軟骨の治癒は難しいとされており、対症療法としての薬物療法(鎮痛剤や湿布、ヒアルロン酸などの関節注射)、運動療法(筋力訓練や可動域訓練などのリハビリテーション)が一般的に行われます。最近では、保険適応ではなく自費診療となりますが、再生医療としてPRPや幹細胞治療が行われており、従来の保存療法以外の選択肢として治療効果を期待されています。
グラフで見る『浦田 泰平 院長』のタイプ
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかで明るく話しやすい先生 | ![]() |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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