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張 宇 院長

ZHANG YU

専門的な知識と経験を兼ね備えた糖尿病専門医として。患者さんを中心にした“チーム”として治療に取り組む

中国東南大学医学部卒業。東京医科歯科大学にて医学博士取得。埼玉県にある複数の医療機関にて糖尿病を中心に、甲状腺疾患、睡眠時無呼吸症候群、発熱などを含め、内科全般の診療に従事。2024年4月、『わらび内科・糖尿病クリニック』を開設。

張 宇 院長

張 宇 院長

わらび内科・糖尿病クリニック

川口市/芝新町/蕨駅

  • ●内科
  • ●糖尿病内科

中国・日本の医師免許を取得。糖尿病を中心に内科全般の経験を積む

張 宇 院長

私は中国東南大学医学部を卒業して医師になりました。中国では研修医時代を含めて5年ほど経験を積み、研究のために1996年に来日しました。その後、東京医科歯科大学で医学博士を取得し、日本においても医師免許を取得しました。
2024年4月、JR京浜東北線「蕨駅」東口から徒歩3分の場所で「わらび内科・糖尿病クリニック」を開院しました。それ以前、川口市のクリニックに非常勤として勤務し始めてからこの街に親近感を抱いていました。すでに血糖値がかなり高かった糖尿病の患者さんが複数当院を受診されており、インスリン治療が必要な状態で、導入後⾎糖コントロールが良好に転じ、もう少しでインスリン離脱が可能になる⽅も出てきています。もちろん患者さんご自身が食事・運動を頑張っていただいたことが大きいのですが、自分の治療がお役に立てたと嬉しく思っています。開業するかどうか迷ったこともありましたが、今はやりがいに満ち溢れた日々を送っています。

当院では発熱などの一般的な内科疾患に加え、糖尿病を含めた生活習慣病の患者さんに対し、医学的根拠に基づき、最新の医療知識と技術を取り入れた医療を提供をしていきます。医師として当然ですが、患者さんのことを第一に考え、最善を尽くしてまいります。また、言葉が通じずお困りの中国の方もお気軽にご相談ください。

専門的な知識と経験を兼ね備えた糖尿病専門医として

張 宇 院長

私が専門にする糖尿病は初期にはこれといった症状が現れないものの、進行するとさまざまな合併症を引き起こす恐れがあります。手足のしびれ(糖尿病神経障害)、腎臓の機能低下(糖尿病性腎症)、視力低下(糖尿病性網膜症)は糖尿病の三大合併症といわれ、患者さんのQOL(生活の質)を大きく低下させます。
一方で、糖尿病は血糖値を適切にコントロールすることによって合併症を予防することができます。早期の段階から適切な治療を行うことにより、病気のない人と同じような生活を送ることが可能になるのです。私は糖尿病専門医として一人ひとりの患者さんと丁寧に向き合いながら、その方の生活がより良いものになるようにサポートしたいと考えています。

一人ひとりに丁寧に向き合い、個別化した治療プランを提供

張 宇 院長

糖尿病の専門的な診療を行うため、当院では24時間血糖モニタリングに対応しているほか、糖尿病の指標となるHbA1cを迅速に測定できる機器を導入して適切な診断・治療に役立てています。また、管理栄養士による栄養指導なども行っておりますのでご相談ください。このほかにも動脈硬化の進行度をチェックする機器や超音波(エコー)などを活用して、病気の早期発見・早期介入に努めています。
繰り返しになりますが糖尿病は症状がないままに進行し、重症化すると失明することがあったり、足を切断せざるを得なくなったり、慢性腎不全のために人工透析が必要になることがあります。また動脈硬化が進むと心筋梗塞や脳梗塞を引き起こしかねませんので、定期的に検査を行い、全身の状態を管理していく必要があります。診察の際にはこうしたことも丁寧にご説明して、患者さんの理解と納得のもとに治療を進めるようにしています。「この病気だからこのお薬を飲む」といった画一的な治療ではなく、お一人お一人に適した個別化治療を行いたいと思います。

患者さんを中心にした“チーム”として治療に取り組む

患者さんの理解と納得のもとに治療を進めるというのは、糖尿病に限ったことではありません。診察の際は食生活を含めた生活スタイルなどをしっかりと伺って、お一人お一人に適したお薬や治療法をご提案するようにしています。患者さんの中には薬を飲むのを忘れたら怒られてしまうのではないか︖」と⼼配なさる⽅がいらっしゃるかもしれませんが、そういったことは決してありませんのでご安⼼ください。
私たちは患者さんを中心にした“チーム”であり、お互いに協力しながら治療に取り組んでいかなければなりません。こちらから治療を無理強いすることはありませんし、患者さんに前向きに治療に取り組んでいただけるよう、大切なことは何度でも繰り返しご説明させていただきます。できれば1日3回お薬を飲んでいただきたいけれど、お仕事などによっては1日2回しかお薬を飲めない場合もあるでしょう。そういった場合には処方するお薬を変えたり、お薬の量を調整したりできますので遠慮なくお伝えください。

これから受診される患者さんへ

当院では糖尿病や高血圧などの生活習慣病の治療を柱に、内科全般を幅広く診療しています。また、睡眠時無呼吸症候群や橋本病などの甲状腺疾患にも対応しておりますのでご相談ください。このほか各種予防接種や健康診断などをとおして、地域のみなさまの健康を支えていきたいと思っています。
病気の治療は私たち医療側主導で行うものではなく、患者さんを含めたチームとして取り組んでいくものです。糖尿病は症状がないからといって治療を止めてしまうと、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な病気を引き起こすリスクが高まります。ご自分やご家族のためにも定期的な通院を心がけていただきたいと思います。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

張 宇 院長 MEMO

糖尿病専門医

  • 出身地:中国
  • 出身大学:中国東南大学医学部
  • 好きな本:三国志
  • 好きな場所:海
  • 好きな言葉:「医は仁術」

張 宇 院長から聞いた
『糖尿病』

深刻な合併症を防ぐためには、定期的にクリニックを受診し、血糖や血圧、コレステロールを良いレベルに保つことが大切

糖尿病はインスリン(膵臓から出ている血糖値を下げるホルモン)作用の不足に基づく慢性の高血糖の病気です。自覚症状のない方が多く、血糖がかなり高い時は、のどの渇き、頻尿、体重減少といった症状が現れます。治療としては、食事療法、運動療法、薬物療法があります。食事については、バランスの良い適切な量の食事をするのが大事です。薬物療法は、内服と⾃⼰注射があります。自己注射の薬には、インスリン製剤とインスリン分泌促進と食欲抑制作用効果を両方持つ薬があります。インスリンの⾃⼰注射は、全ての患者さんが⼀度始めると⼀⽣続けなければならないというわけではなく、体からインスリン分泌が十分に出ている方は、血糖コントロールが良好になってから徐々にイン スリンを減量し、内服薬に切り替えることも可能です。

糖尿病合併症は多様で、放置すると腎不全から透析になったり、視力低下や失明したり、下肢の切断に至る場合もあります。ただ、良好な血糖コントロールすれば、合併症なく糖尿病ではない人と同じような生活が出来ます。糖尿病合併症を予防するのは、自己中断しないで、定期的に受診、血糖、血圧、コレステロールを良いレベルにするのが大切です。

グラフで見る『張 宇 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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