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菊地 歩 副院長

KIKUCHI AYUMU

地域のホームドクターとして、多種多様なケースに対応。ペットの介護も精力的にサポートしていきたい

東京農工大学卒業後、複数の動物病院で幅広く経験を積み、2015年より『アニマルメディカルセンター』にて副院長を務める。

菊地 歩 副院長

菊地 歩 副院長

アニマルメディカルセンター

吉川市/吉川/吉川駅

  • ●犬
  • ●猫

子猫を助けてもらった時の感動をきっかけに獣医師の道へ

菊地 歩 副院長

昔から動物が大好きでした。はじめて猫を飼っていた時のことですが、うっかり子猫を踏んでしまって、近所の動物病院へ連れていきました。膀胱破裂か何かだったかと思うのですが、獣医さんに助けてもらったことに感動して、10歳くらいから獣医師を目指すようになりました。それまでは漠然と動物にかかわる仕事をしたいなと頭にはありましたが、やはりこの時の体験が大きかったと思います。結局、その愛猫は18歳まで生きて、最期は当院で看取ることができたのでなんだか感慨深いですね。
大学卒業後は動物病院で3年ほど幅広く経験を積んだ後、幸手市の動物病院で1年ほど院長として勤めていました。その後はしばらくお休みしていた時期もありますが、獣医師の仕事に戻りたいという気持ちがあって復帰しようと思っていたところ、仕事関係でお世話になっている知人からのご縁があり、2015年より『アニマルメディカルセンター』で勤務して、副院長を務めています。

広々とした院内と、ヨーロッパ風の可愛らしい建物が特徴的

菊地 歩 副院長

『アニマルメディカルセンター』は1991年に開業して以来、地元の方々をはじめとする多くの患者さんにご来院いただいています。現在は若い方よりも年齢層の高い飼い主さんが多く、ワンちゃんネコちゃんも15歳~16歳くらいの高齢であることが多いですね。
当院は広々として開放的なスペースが特徴的です。待合室も広くて、ゆったりと過ごせます。さらに外観にもこだわりがあり、病院でありながら良い意味で病院らしくない、ヨーロッパの海辺にある別荘のような建物に驚く方もいらっしゃいます。住宅街の中にある動物病院ですが、美しい海を連想するようなターコイズブルーであることからも、はじめて来院される方でもすぐに見つけられるでしょう。
院内では診療以外にも「トリミングサロン」や「ペットホテル」も併設しています。これらのサービスは、当院にて混合ワクチンおよびフィラリア予防をされている患者さんのみご利用いただけます。

最新の超音波機器を導入して早期発見へとつなげる

菊地 歩 副院長

当院ではペットに負担が少ないベストな治療を行うために、医療機器については最新の超音波検査装置を導入しました。体への負担も少なくコストパフォーマンスの高い検査であり、病気などの早期発見に役立ちます。さらにデジタルレントゲン検査(DR)を取り入れているので、撮影にかかる時間を短縮できたり、放射線量が少なかったりとペットに優しく検査できます。画像もデジタルなので鮮明で見やすく、診断しやすくなりました。
さて、当院は一次診療として、この地域のホームドクターという役割を担っています。吉川市は都会でも田舎でもないところですが、土地柄、フィラリアから大学病院を紹介するような病気まで来院されることもあって、病気が多種多様です。そのような背景もあって、フィラリアについては予防だけでなく、治療についても勉強しています。当院のような一次診療で見るべき範囲なのか、お願いすべき症状なのかをしっかりと判断して、必要に応じて二次診療などの専門機関へと橋渡ししています。これからも吉川市にあわせた地域医療を提供していきたいと思っています。

今後はペットの介護を精力的にサポートしていく

ペットと飼い主さんの高齢化が進み、老老介護の問題があることはすでにご存じかもしれません。ペットの介護経験を何度も経験しているということはあまりなく、多くの人がはじめてであったり、あまり経験がなかったりして、どのように扱っていけばいいのかわからないものです。当院に来院するワンちゃんネコちゃんも高齢であり、その飼い主さん自身も高齢であることが多いので、「両者にとってどうすることがベストなのか?」を考え、飼い主さんに相談しながら進めていくことが大切だと思っています。
実際に今、高齢のペットを1頭預かっているのですが、その子は病気ではありませんが歩けません。飼い主さんが介護疲れをしているようだったので、こちらから「一週間ほど預かりましょうか?」と提案したのです。そうすると飼い主さんも少し元気になられたようで。高齢のペットというのは無駄吠えがあったり、トイレの失敗があったりと飼い主さんにとって体力的にも精神的にも負担が大きく、その子のことが好きだからこそ、とても苦しいのだと思います。
獣医師として病気を治すことはいちばん大切ですが「どのように生活をサポートしていくか?」、これが私の取り組むべき課題なのかなと考えています。単に病気を治療するだけでなく、老化とともに大変になったときに「どのようにしたら飼い主さんやペットたちの負担を軽減していけるのか?」「どうすれば飼い主さんもペットも幸せでいられるのか?」を考えて解決していくことが、この地域では大事なことなのかなと。よって、今後はみなさんを包括的にケアできる方法を見つける取り組みをしていきたいですね。

これから受診される飼い主さんへ

『アニマルメディカルセンター』はJR武蔵野線「吉川駅」より車で約10分のところにあります。敷地内に広々した駐車場も完備していて、お車でも来院しやすくなっていますのでご利用ください。
病気の治療で飼い主さんに信頼していただくことはもちろん、病気以外の生活面も含めて、いつでも信頼していただけるようなホームドクターを目指して日々診療を行っています。些細なことでもかまいませんので、ぜひご相談ください。



※上記記事は2023年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

菊地 歩 副院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味:音楽鑑賞、演劇鑑賞
  • 好きな作家:辻村深月
  • 好きな言葉・座右の銘:一意専心
  • 好きな音楽やアーティスト:クラブミュージック
  • 好きな場所・観光地:幸手
  • 出身大学:東京農工大学

菊地 歩 副院長から聞いた
『犬の僧帽弁閉鎖不全症』

高齢の小型犬に多い『僧帽弁閉鎖不全症』はどんな病気?

犬の僧帽(そうぼう)弁閉鎖不全症は、心臓で血液の逆流を防止する僧帽弁(そうぼうべん)が加齢とともに弱って、変形してしまうことで心臓が大きくなり、いろいろな病気を引き起こしてしまう病気です。なりやすい犬種はトイプードルなどの小型犬で、大型犬はまれです。症状について初期では咳をしたり運動嫌いになったりしますが、進行して重症化すると肺に水が溜まって呼吸ができなくて「肺水腫」(はいすいしゅ)になったり、失神したりして大きな病気や命の危険にも発展します。病院に行くべきサインは、高齢になって咳が増えてくる様子がみえたら、一度病院へ相談するのがいいかなと思います。もし肩で呼吸している様子があれば緊急事態ですので、すぐに病院へ行ってください。
治療法はいろいろな種類の薬があるので、それを組み合わせて適切な状態に保っていくのが主になります。最近では大学病院で外科手術をすることもあるのですが、基本的には薬で治していく内科的な処置をします。予防法については特にありません。しかし僧帽弁閉鎖不全は小型犬に非常に多い病気ですので、ある程度の年齢になったらなっても仕方ないものだと頭に入れておいてください。もし早期発見、早期治療ができれば大きな悪い状態を防ぐことができるので、不調に気づいた時点で早めに獣医さんへ相談してください。

グラフで見る『菊地 歩 副院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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