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渡辺 勇太 院長

YUTA WATANABE

動物に怖い場所と印象を与えない優しい医療を徹し、飼い主が納得できる医療を提供する。予防や検診、トリミングでペットの不調を見逃さない

北里大学獣医畜産学部卒業後、研修医を経て伊藤動物病院に勤務し研鑽を積む。約1年半後、『幸手動物病院』院長に就任。

渡辺 勇太 院長

渡辺 勇太 院長

幸手動物病院

幸手市/東/幸手駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ウサギ

飼い犬の病気をきっかけに。動物の想いを汲み取る獣医師の道へ

渡辺 勇太 院長

私が獣医師を目指したきっかけは⾼校⽣の頃で、⼩学⽣の時に初めて飼った⽝が⼼臓病になりました。その時に、お世話になった獣医師の姿が強く印象に残りました。獣医師は⽝や猫は喋れないのに、病気のことがよくわかるなあと思いました。まるで動物と⼼が通じ合っているかのように⾒えたものです。その際に「将来、こういった病気の⼦を治してあげたい」と思いました。私が獣医師となった今でも、⾔葉にならない動物の想いを汲み取ることは最も難しいところだと思っています。
獣医学科を卒業後は⺟校で研修をし、臨床3年目で当院の本院にあたる伊藤動物病院に⼊りました。獣医師として1年半ほど勤務した後、こちらの『幸⼿動物病院』の院⻑に就任しました。埼⽟東部の幸⼿という地域で、連れてこられたペットの診療をしながら、来院される飼い主様と気がつけば⽇常的な世間話をしてしまうことも多いです。そういったコミュニケーションを取れるのも私は好きですし、そうした会話の中からペットの病気を予⾒できることもあります。今後も幸⼿の地で、地域密着型の動物病院でありたいと思っています。


いつも動物の傍にいる飼い主さんが納得できる診療を

渡辺 勇太 院長

『幸手動物病院』は、飼い主様が納得できる診療をすることを第一に考えています。飼い主様はペットの不調や心配事で来院されて、獣医師もそれを治してあげたい気持ちが前提にあります。しかし、医療を押しつけるかたちになっては、治るものも治らなくなってしまいます。人間と同じように、犬や猫だってストレスを感じるものです。例えば無理やりご飯をあげて、無理やり薬を飲ませるというのは動物にとっても負担になります。それで飼い主様とワンちゃんとネコちゃんとの仲が悪くなる、気性が激しくなって噛みつくようになってしまったら、最善の医療とは言い難いものです。飼い主様ができる範囲で、ペットが嫌がらない治療をしたいと思ったことが当院の方針として定着しています。薬に関しても、最近は本当に良い薬もたくさんあるのですが高価なものも多いんです。そういった薬を多用することになると、飼い主様の経済的負担が大きくなってしまい、ペットの治療が続けられないというケースも出てきます。こちらとしてもそうなってはほしくないので、飼い主様と相談しながら、継続できる治療計画をご提案します。診療するのは獣医師ですが、直接治療するのは、動物の傍にいるパートナーは飼い主様です。毎日のご飯に気をつけてあげたり、薬をあげたりするのは飼い主様ですから、飼い主様が納得して継続できることが大切です。

ペットに痛い・怖いを植え付けない、優しい医療を提供

渡辺 勇太 院長

『幸手動物病院』は動物に痛い、怖いという印象を与えない医療を心がけています。ワンちゃんやネコちゃんは人間の言葉を話せませんが、何も感じていないわけではありません。動物独自の鳴き声や仕草できちんと訴えかけているんです。動物が極度に興奮してしまったり動物に嫌われてしまったりすると、動物に触れることが難しくなり、診察もできなくなってしまいます。当院では飼い主さんよりもまず動物に喋りかける、その際もなるべく優しい言葉で語りかけることに気をつけています。待合室で待たれている時も、私の手が空いていれば待合室まで出向いて動物を撫でたり、一緒に遊んだりしています。「先生、動物に好かれますね」なんてよく言われるくらいです。動物に痛い・怖いを植え付けることのないように診察していきたいと思っています。また、飼い主さんとのコミュニケーションにも気を配っています。私から飼い主さんへ症状を説明する際は、言葉だけではなく図を見せながら説明をしたり、模型を使って説明したり、なるべく視覚的にもわかりやすくお伝えしています。ペットがどうしてその病気になったのか、何が原因でそうなったのかなどを私が書き出すと、それをスマホで写真に収めていく飼い主さんもいます。なぜお薬を与えるのか、決まったご飯をあげるのか飼い主さんの方も理解が深まるんです。

各種ワクチン接種、健康診断にも注力。トリミングも対応可

『幸手動物病院』では病気の予防や検診にも力を入れています。ノミ、ダニ、フィラリアなど各種のワクチン接種の対応をしています。土地柄のせいか寄生虫による下痢の相談も多いので、そういった症状の予防も飼い主さんにしっかりしていただけるようご相談に応じています。ペットの病気予防のために来院していただければ、当院に来ていただく機会も増えますので、ワンちゃんやネコちゃんが病院に慣れてくれるという利点もあります。実際にペットが病気になった際もフィラリア予防のお薬は飲ませるタイプになりますので、飼い主さんも予防薬を使って上手なお薬の飲ませ方を覚えていただくと、いつかペットが病気になった際も慌てずにお薬の対処ができるようになります。病気や不調にいち早く気づいて対処できるよう、ペットの定期的な健康診断もお勧めしています。健康診断は年2回やらせてもらっています。ワンちゃんやネコちゃんの年齢に合わせて3コース設定しています。健康診断を定期的に受けていただくと、症状の早期発見だけでなく、ワンちゃんやネコちゃんが検査時、体勢に慣れるというメリットもあります。また、当院ではトリマーも在籍しており、トリミングも対応しています。トリマーも動物の健康状態の変化に気づきますので、そこから病気が発覚して早い処置に繋げられることもあります。

これから受診される飼い主さんへ

『幸手動物病院』は東武伊勢崎線幸手駅より徒歩15分、幸手市役所から徒歩2分ほどのところにあります。建物正面の緑色の看板が目印です。駐車場もありますのでお車でのご来院も可能です。犬、猫、うさぎの診察をしています。その他の動物についてはお気軽にご相談ください。平日は19時まで、休日も18時まで診察しており、当院でのトリミングも対応しています。この地域で医療を継続し、より多くの動物の助けになりたいと思っています。動物に痛い、怖いという印象を与えない診療をこれからも心がけていきますので、もし他の病院で診察できずにお困りであれば、一度当院に足を運んでいただければと思います。飼い主さんと、その家族であるペットが長く寄り添って暮らしていけるよう、お手伝いをさせていただければ嬉しいです。


※上記記事は2022年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

渡辺 勇太 院長 MEMO

  • 出身地:横浜市
  • 趣味&特技:サッカー・ビリヤード・ダーツ
  • 好きな言葉 座右の銘:知覚考動
  • 出身大学:北里大学獣医畜産学部獣医学科

渡辺 勇太 院長から聞いた
『犬のクッシング症候群』

投薬での治療がメイン。多飲多尿の傾向があれば獣医師に相談を

クッシング症候群とは、副腎皮質からコルチゾールというホルモンが過剰に分泌されてしまう病気です。原因は主にふたつのパターンがあり、ひとつは副腎自体が悪い症状になって起こる場合で、もうひとつは脳下垂体からのホルモンが異常に分泌され、副腎を刺激して起こる場合です。犬の場合は脳下垂体性のクッシング症候群が多いです。この病気になると、多飲多尿、皮膚が薄くなる、背中の筋肉が落ち重力でお腹がたるんでしまうなどの症状が表れます。クッシング症候群は症状が進行すると免疫力が低下したり、血栓症など他の病気も併発してしまうことがあります。この治療法としては投薬がメインになります。外科治療では、副腎が原因であれば副腎の切除、脳下垂体が原因のものであれば脳下垂体を切除するという手術もありますが、こちらはまだあまり一般的ではありません。クッシング症候群はホルモンの病気なので、予防・予見が難しいものです。飲水量やおしっこの量が増えた、お腹の辺りが太ってきたなと感じたら、一度なるべく早めに獣医師にご相談ください。

グラフで見る『渡辺 勇太 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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