なぎの木どうぶつ病院

内田 正紀 院長への独自インタビュー

動物たちとそのご家族に良縁を、穏やかで楽しい日々を過ごせるようお手伝いを

よくある話です。高校生の時に飼っていた犬が具合が悪くなり、その子が小さな頃から診てもらっていたかかりつけの病院で治療を受けました。残念ながらその子は亡くなってしまったのですが、それがきっかけで獣医師を目指すようになったのです。余談ですが、大学卒業後、最初に勤務した病院はその子を看取ってくれた病院でした。こちらはよくあるようで、ない話かもしれませんね。
その後、夜間救急の病院勤務を経て、当院の前身であるオリバー動物病院に勤務したのが2012年のこと。それから1年が経ち、前の院長先生から承継する形で院長職に就任し、同時に名称を変更したのが2013年のことになります。「なぎの木」と名付けたのは、私の子どもの名前にその字が入っていたからです。なぎの木の由縁もその時に知ったことで、目指すべき病院像をこの一言であらわせると思ったんですね。

地域の動物たちのお困りごとを解決しつつ、大きな病気の早期発見に努める

特定の分野に特化しようとは考えていないのです。地域の動物病院として、幅広く診ていくことが求められると考えています。レントゲンやICU、それから超音波検査（エコー）など、一通りの検査機器は備わっています。中でもエコーは重宝しています。血液検査の結果に異常がなくても、病気が隠れていることは稀ではありません。エコーは動物たちに負担をかけるものではありませんので、少しでも気に掛かることがあればすぐに診ることができます。幅広く診ていきつつ、大きな病気や深刻な病気を見逃さないことが重要です。大きな病気の疑いがあれば、信頼のできる二次病院へとご紹介することになります。専門分野については、中途半端に手を出していいものではないでしょう。患者さんのことを思えば、信頼できる特化された先生に頼むことがベストだと考えています。

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