河合 俊光 院長
TOSHIMITSU KAWAI
病気の時だけでなく散歩の途中でも、ちょっとした相談でも、いつでも気軽に立ち寄れる動物病院
酪農学園大学卒業。一次診療の動物病院に5年間勤めた後、『かわい動物病院』を開院して現在に至る。
河合 俊光 院長
かわい動物病院
川口市/戸塚鋏町/戸塚安行駅
- ●犬
- ●猫
- ●ハムスター
- ●フェレット
- ●ウサギ
- ●鳥
- ●は虫類
- ●その他
ダックスフンドのお産に感動して獣医師を目指す
小さい頃から生き物が好きで、動物に限らず昆虫も大好きでした。しかし飼っていると死んでしまうこともあって、病気というものに興味を持ちました。大きくなるにつれて治らない病気があると知るようになり、少しでも病気が減っていけばいいなと思ったんです。獣医師になろうと思った決定的な出来事は犬のお産でした。親戚が動物病院をしていて、遊びに行った時にたまたまダックスフンドのお産があったので見学したところ、小さい赤ちゃんがお母さんから出てくる命の誕生を目の当たりにして、ものすごく感動したのです。そのような出来事から獣医療に携わる仕事がしたいなと思ったのが大きいですね。獣医師である従兄弟の影響もあって、病気の時に飼い主さんから頼りにされることや、たくさん雑談して楽しそうに仕事をしていること、大変そうな時でもてきぱきと仕事をこなしていく様子に憧れていたのかもしれません。獣医師という仕事はもちろん楽しいことだけでなく、死に直面することも当然あって、それに耐えられるのかなという心配もありましたが、それは考えずやるだけやってみようと。
大学卒業後は一次診療の動物病院に5年間、代診として勤めていました。患者さんとの話し方や治療法など獣医師のいろはを学び、手術が多い病院だったので手術経験も多く積んでいます。その後、知り合いを通して川口にご縁ができ、『かわい動物病院』開業に至りました。東川口エリアは自然も残っていて暮らしやすいなと思います。さらに人口がどんどん増加している地域だというのもあるかもしれませんが、市外から引っ越してくる人に対して温かくて親切ですね。周りの先生たちと仲良くやっていて、日頃から意見交換をしています。そのため、休診日などは近隣の先生と助け合って連携しています。
ペットたちのファミリー、チームの一員として
当院は病気以外の時でも、いつでも気軽に立ち寄っていただけるような病院を目指しています。日々のちょっとした変化を見逃さず、病気を発見することを大事にしています。実際にお散歩で寄っていってくれるワンちゃんが何匹もいたり、脱走して病院に一人で来てしまう子もいたりして、病気でないときでも顔を出してくれるとすごくうれしいですね。こうすることで飼い主さんの大切なペットたちのファミリー、チームの一員として入れてもらえることが喜びでもあります。
いかに嫌がられないように動物たちと接するか?私たちにとって重要なことです。日頃から近所の子犬にはじめて会ったときには「お散歩できるようになったらできるだけこちらへ遊びにきてください」「ここの病院は病気じゃないときにでも来ること歓迎しているので気軽に来てください」とお伝えしています。そうすることで病気になったときの発見が早いこと、入院することになった場合でも、いつも来ていて顔見知りなので犬のストレスも少ないと思うのです。よく飼い主さんから「こんなつまらないことで来ちゃってすみません」と言われますが、些細なことでも気軽に相談していただけることが何よりだと思っています。
動物、飼い主さんの視点に立った診療をする
当院では動物、飼い主さんの視点に立った診療をしています。たとえば動物に対しては、保定をする時にみんな同じやり方をするのではなく、台の上で抑えたり、抱っこするだけであったりといちばん嫌がらない方法を毎回探っています。さらに入院中には外出許可として自宅で数時間、休ませてストレスを軽くしてもらって戻ってきてもらうことも。動物が病気になって来院することのストレスは大きく、いろいろな不安があると思うので、飼い主さんに対して、まずはコミュニケーションを取りながらたくさんお話することを大事にしています。信頼してもらうには最初に絶対に高い壁があると思うので、壁を低くしていつでも相談しやすい雰囲気を作るよう心がけています。よく聞く話として、獣医さんには言えないけど看護師さんには言える、院長先生には怖くて言えないから若い先生には言ったなどありますが、そういう話は診療においてマイナスになるので、やはり誰にでも同じ相談ができる雰囲気にしていきたいですね。
当院では人にできるだけ親切にしようと、いつもみんなで心がけています。病院へ行かなければならない状況というのは、私たちもストレスが強くかかることではないでしょうか。だからこそ行きやすい場所にしなければと思うのです。動物病院へ行くと親切にしてくれるから行きやすい場所になり、行くと何となく和んで帰ってこられるから落ち込んできたから行ってみよう、といった気持ちで、気軽に来院できるのが理想ですね。
動物が元気だと家が明るくなるから、良い医療を提供し続けたい
ペットは家族だといわれることも当然になってきましたが、やはり動物が元気でいると家の中が明るいですよね。逆に病気になってしまうと家族みんなが真っ暗になってしまうので、それを少しでも減らすお手伝いができれば嬉しいなと思っています。ペットという家族がいつまでも元気でいられるように健康維持を目標にし、治療はもちろんですが予防する事はとても大事ですよ、といつもお伝えしています。そのため病気以外にも日々の予防検診、健康診断のために来院する飼い主さんは多いですね。病気にならないためにはどのような生活をしたらいいのか?と飼い主さんも考え、自分たちの生活習慣をガラッと変えてしまうことも珍しくはないのです。ここがペットは家族だといわれる理由だと思っていて、たとえば犬を飼ったら朝早く起きて散歩に行くというのは一般的ですが、朝寝坊をしていた家族が早起きして犬の散歩に行くようになったという話はよくあります。
さて、今後の「かわい動物病院」については、少しでも長く続けていくこと、今年よりは来年の方がいろいろなことを知っている獣医になれるよう、今後も積極的に知識を増やしていきたいですね。特に獣医療において専門分野の研究が進んでいて、最先端の部分なども学んでいく必要があります。そのため、太い幹のところは大事にしながら、現在もセミナーを受けたり、本を読んだり、獣医師同士で意見交換させてもらったりと自己研鑽を怠ることなく努力をしています。
これから受診される飼い主さんへ
病気の時でないと動物病院に来てはダメだ、電話で相談するのは気が引ける、と思う人が結構いらっしゃいます。しかし特に当院では何でもいいので、ちょっと来て相談してもらっても、電話してもらっても構いません。大きな病気の芽を摘むこともできるかもしれないので、半分遊びにくる感覚でもいいので遠慮なく利用していただきたいです。
※この記事は2022年10月に取材したものです。
河合 俊光 院長 MEMO
- 趣味&特技:ギター、ガーデニング
- 好きな音楽・アーティスト:ザ・ビートルズ
- 好きな映画:ブルースリー
- 好きな言葉 座右の銘:実るほど頭が下がる稲穂かな
- 好きな場所・観光地:沖縄県
河合 俊光 院長から聞いた
『犬の外耳炎』
なぜ外耳炎がなかなか治らないのか?慢性化する共通点とは
グラフで見る『河合 俊光 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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河合 俊光 院長
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