いちろう動物病院

⽥村 ⼀朗 院⻑への独自インタビュー

幼い頃の”動物達を守りたい”という思いを胸に、獣医師として地元の皆さんに寄 り添う

獣医師を志したのは、幼い頃に飼っていた動物が亡くなったことがきっかけです。 ⼤切な家族を失ったことで獣医師という職業を幼いながらに意識したような気がし ます。その後、進路を決める際にこの道に進むことを決意しました。⽇本⼤学獣医 学部を卒業後、5年間経験を積みました。卒業当時から開業したいと思っていたの ですが、やはり開業するのであれば⽣まれ育ったこの蕨市にというのも決めていま したね。今年で開業23年になりますが、有難いことに今では多くの地元に皆さんに 通っていただける地域のかかりつけ医になりました。

必ずしも検査ありきではなく、あくまで患者さんの希望を第⼀に

最近の動物病院は設備も整い、様々な検査や治療が出来るようになってきていま す。しかし、当院では受診されてすぐに検査をするという選択肢をあえて避けてい ます。もちろん、緊急で必要な場合は検査は⾏えますし、飼い主さんがご要望とあ ればすぐに検査をします。ただ、検査をするとなれば1万円、2万円とそれなりの費 ⽤がかかってしまうのも現実です。当院では地域のかかりつけ医としてどんな⼩さ なご相談もお受けしているので、すぐに検査が必要な症状というよりは、「少し様 ⼦をみてみましょう」という症状の患者さんが多くいらっしゃいますね。実際に数 ⽇様⼦を⾒て症状が回復して元気になったというケースがほとんどです。患者さん
としっかりコミュニケーションをとって、動物達に今何が必要か、飼い主さん達が 何を望んでいるのかというものもしっかりと把握し、それに応えていくのがかかり つけ医としての役⽬だと思っています。最初から⼤掛かりな検査を当院で⾏うとい
うよりも、まずは私が診察をして状態を把握し、必要な場合は２次診療に繋げてい く、そういった架け橋のような存在になれたらと思っています。

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