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川尻 淳一 院長

JUNICHI KAWAJIRI

『動物ファースト』であり、「健康」と「美容」のトータルヘルスケアを大切にする

日本大学農獣医学部(現、生物資源科学部)獣医学科卒業後、都内・埼玉県内の複数の動物病院にて勤務医・副院長・院長を勤める。その後『SHIBUYA フレンズ動物病院 さいたま』 にて院長をとして、現在に至る。院長が顧問を務める「愛犬救命協会」より愛犬のいざという時に役立つ1冊『愛犬救命マニュアル 』(院長監修)を出版。

川尻 淳一 院長

川尻 淳一 院長

SHIBUYA フレンズ動物病院 さいたま

さいたま市中央区/本町東/与野本町駅

  • ●犬
  • ●猫
  • ●ハムスター
  • ●フェレット
  • ●ウサギ
  • ●鳥
  • ●その他

ショックな出来事から獣医師を目指す

川尻 淳一 院長

小学生の頃に衝撃的な出来事がありました。というのも、小学校の集団登校中に、道端で犬がひかれて倒れていました。まだ生きているようでみんなで可哀相という話をしていると、トラックが1台やってきて降りてきた男性2人が、ホウキとちりとりのようなものを使って、その犬を荷台へまるでゴミのように投げ捨てて行ってしまいました。「ちょっと待って!ケガをしていたけれどまだ生きていたし、もしそれが人間だったら大騒ぎになり、救急車を呼ぶのに、なぜゴミのように扱われているのだろう?!」とあまりにショックで、その後3日間くらい食事をすることができませんでした。後から考えると、行政(衛生局など)の職員さんであったのでしょう。しかし、当時は解らなかったので命をゴミみたいに扱うことが大変ショックでした。その出来事をずっと考えていたわけではないのですが、時を経て、高校生になりラグビーに没頭する日々を過ごす中、本格的に進路を決めるときのこと。ふと小学生の時にあった、あの強烈な出来事がよみがえり、獣医師を目指すことに。日本大学農獣医学部(現、生物資源科学部)獣医学科卒業後は、先輩の紹介で動物病院に就職し、その後、都内・埼玉県内の複数の動物病院を経て、現在『SHIBUYA フレンズ動物病院 さいたま』が開院して20年目になります。

獣医師とトリマーの連携による『トータルヘルスサポート』

川尻 淳一 院長

当院は『トータルヘルスサポート』に力を入れています。具体的には動物診療だけでなく、トリミング(シャンプーやカット)をしてきれいに整えるといった美容も、健康管理の一環として捉え、トータル的に健康管理をサポートします。例えば、トリミングにいらっしゃった場合でも皮膚病など異変に気づいたら、トリマーが私に報告してくれるため、場合によってはそのまま診療という流れになります。逆に診察の際に皮膚病があった場合などは、薬浴を行う方がいいこともあるため、そのあと飼い主様にインフォームドコンセントをし、トリマーがケアします。こうした仕組みがあることでスムーズに連携がとれるわけです。

『動物ファースト』だからこそ、飼い主様とのコミュニケーションを重視

川尻 淳一 院長

我々が相手にしているのは動物であるものの、実際に対峙するのは人間(飼い主様)です。そのため、人と人とのつながり、またコミュニケーションを大切にしています。ワンちゃん、ネコちゃんをはじめ、動物たちは自らどうして欲しいかは言ってくれませんので、飼い主様が「こうしてあげたい」、「ここが痛そうなんです」、「ここが気になるんです」と仰ったことが、動物たちの声だと思って対応しています。特に私たちは飼い主様を介して情報を得たり、状態を把握したりしないといけません。動物を診る仕事ではあるものの、やはり飼い主様の声や気持ち、想いが大事になりますので、しっかり耳を傾け、受け止めるようにしています。
飼い主様とのコミュニケーションといえば、盲導犬と生活している方(ユーザー様)が来院しています。盲導犬の健康管理をさせていただいているのですが、ユーザー様が障害を持っている方なのでいろいろ大変なこともあります。目だけでなく耳も不自由な方なので、例えば、お薬を飲ませる、消毒をする、薬をつけるといった処置もそう簡単にはできません。そんなときも一緒に手で「ここです」とお伝えし触れていただき、「ここはわかりますか?」といったように体感で理解していただけるようにしています。動物ファーストだからこそユーザー(飼い主)様と協力して行っています。

各大学病院や高度医療センターなどと連携し、必要ならば二次診療施設を紹介

当院は一次診療を行う動物病院ということで、人間でいう『町医者』です。広く全ての「科」の診療を行っているため、犬や猫だけでなく、鳥やハムスターなどの小動物も診ています。これ以上は当院では対応ができない、またもっと精密検査が必要といった場合には、二次診療として大学病院、総合病院、高度医療センターやがんセンターなど、連携している病院を紹介することができます。人間なら最初の段階でお腹がいたければ内科へ、目が悪けければ眼科へ行きますが、特に一次診療を行う動物病院にはそういったくくりがないので、どんな病状(症状)でもいらっしゃいます。動物病院の仕組みとして、二次診療、三次診療になると「科」が分かれているのでさらに詳しく深く精査することが可能になります。必要に応じてご紹介をいたしますが、当院でも幅広い診療ができるように、院内の設備についても、血液検査、レントゲン検査、超音波検査なども可能です。また手術室・入院設備なども完備していますのでご安心ください。

さて、『セカンドオピニオン』として違う先生の意見も聞いてみたい、ちょっと疑問に感じるので他の病院でも診てもらいたい、といった飼い主様の思いも当院では尊重しています。当院へセカンドオピニオンで来院される方もいらっしゃるので、その際には誠意をもって対応いたします。

ただし『後医は名医』という言葉があり、患者様を最初に診た医師(前医)よりも、後から診た医師(後医)の方がより正確な診断・治療が行えるように見えてしまう傾向にあります。例えば、いつも行っている病院で重篤な病気が疑われたものの、少し疑問があったり、そこで始められた治療に反応が鈍く、ほかの先生の意見が聞いてみたいと別の病院へ行った場合、次に行った病院で「これはダメだね、そんなことをやっていたら治らないよ」などと言われたとしましょう。後から聞いた話に対して、「ダメなのか、だから治らないんだ」と人間は後の話を信じてしまうものです。ただし、最初の病院が本当に手を抜いていたかどうかはわかりません。きちんと処置していたのかもしれないけれど、うまくいかなかったのかもしれません。ですから、後から診る先生は誠意を持って、注意して診療しなければならないと考えます。特に最初の診断・治療を否定するのは簡単なことですが、こんなことをやっていたらダメだよと言ってしまうと、(診断や処置について)完全に間違いであったとある意味、洗脳してしまうことになります。それは我々にとっても、動物にとっても、飼い主様にとっても、決していいことではありません。前に診てもらっていた病院を安易に批判するよりも、今この動物のために何をするのがベストなのかを考える方が大切であると考えます。私の場合、もし別の考えがあるとしたら「こういう方法もあります」また「このように治療を進めていくのがより良いと思います」という感じで、別の選択肢を提案するように心がけています。

これから受診される飼い主様へ

『SHIBUYA フレンズ動物病院 さいたま』は与野本町駅(JR埼京線)から徒歩約3分にあります。犬・猫・小鳥・フェレット・ウサギ・小動物(ハムスター・マウス・リス・モルモット など)他、可能な限り診療いたします。

埼玉県にはたくさんの動物病院がありますが、行ってみないとわからないのも確かです。とても評判がいいけれど、行ってみたらそうでもなかったということもあります。信頼できる先生、病院の雰囲気やスタッフの人柄など、この先生・病院にお願いしたいなと思う気持ちを大切にしていただきたいです。もちろん手間はかかってしまうと思うのですが、自分と動物に合った病院を見つけることが大事だと考えます。何かございましたら、いつでもお気軽にご相談ください。

川尻 淳一 院長 MEMO

  • 出身地:神戸
  • 趣味・特技:スポーツ観戦
  • 好きな映画:『トップガン』
  • 好きな言葉 座右の銘:「ノーペイン・ノーゲイン」
  • 好きな音楽やアーティスト:サザンオールスターズ
  • 好きな場所・観光地:神戸
  • 出身大学:日本大学

川尻 淳一 院長から聞いた
『犬の認知症(痴呆症)』

犬の高齢化に伴い『痴呆症』が増加

現在、我が国では犬も高齢化社会になっています。第二次ペットブーム(小型犬中心の人気)は今から15年〜20年前の話になり、今ちょうど14~16歳くらいの犬が多くいます。痴呆症は年齢を重ねるほど発現しやすい症状ですので、全頭の比率としてシニア犬が多い今、痴呆症はとても増えています。

人間の認知症と違って、犬はその認知度を測ることができません。そのため犬は『痴呆症』という言い方をします。また、人間における「痴呆(認知)症」の分類において、アルツハイマーと呼ばれる症状は「変性性痴呆」といって、脳神経細胞が様々な要因で委縮・脱落する事で発現します。一方、犬の場合は主に人間の「血管性痴呆」にあたる脳血管障害や血行障害によって脳細胞が器質的変化を起こす事によるものが多いといわれます。

例えば、「最近、夜はあまり寝ないでうろうろしているんですよ」、「夜、意味もなく鳴いてしまうんです。寂しいのかな?」といった相談がありますが、シニア犬の場合それは痴呆症状の1つであることが多いです。「犬にも痴呆があるんですか?」と驚かれる方もいます。人間も痴呆症の方が一人で外出し徘徊するように、犬は家の中をぐるぐると歩き回ることもありますが、歩きたいと思ってやっているわけではなく、それも痴呆症状の1つになります。

グラフで見る『川尻 淳一 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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