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小幡 和彦 院長

KZUHIKO OBATA

和光市駅から徒歩1分。苦痛を軽減した内視鏡(胃カメラ・大腸カメラ)検査で病気の早期発見に努める

日本大学医学部卒業後、初期研修を経て東京慈恵会医科大学附属病院へ。消化器内科を専門に、大学病院や関連病院にて経験を積む。内視鏡診療や肝胆膵診療について専門性を高め、『さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院』院長に就任。

小幡 和彦 院長

小幡 和彦 院長

さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック和光市駅前院

和光市/丸山台/和光市駅

  • ●内科
  • ●胃腸内科
  • ●内視鏡内科
  • ●消化器内科

父と同じ医師になり、消化器(肝胆膵疾患)を専門に経験を積む

小幡 和彦 院長

幼少期はアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状に悩まされていました。幸いにも父が小児科医でアレルギーを専門にしていたものですから、日々の治療のおかげでほとんど気にならない程度まで良くなりました。そうした中で医師としての父の姿に憧れのような気持ちを抱き、自分も医療を志すようになりました。とはいえ、中高生の頃はガツガツ勉強するというよりも、学校生活の中でどんな授業でも手を抜かないでじっくりと考えるという事を大切にしていました。また、先生や友人とコミュニケーションをよくとっていたので、深い繋がりを持つことができて、現在も交友を持つことができています。
1年間の浪人生活を経て日本大学に入学した当初は父と同じ小児科医になろうと思っていたのですが、さまざまな診療科を経験する中でより幅広い年代の患者さんを診ることができる内科医へと気持ちが傾きました。さらに、内科の中でもより幅広い病気を診ることができる消化器の分野に魅力を感じて、大学病院や関連病院で12年あまり診療してきました。消化器は食道・胃・大腸などさまざまな臓器の総称ですが、この中でも特に肝胆膵疾患を中心に診療してきた経験があります。これまでに培ってきたスキルを活かし、当クリニックでも専門性の高い診療を行っていきたいと考えています。

和光市駅から徒歩1分。内視鏡検査をはじめ幅広いニーズに対応

小幡 和彦 院長

内視鏡検査に特化したクリニックなどで多くの診療を行ったのち、『さいたま胃腸内視鏡と肝臓のクリニック 和光市駅前院』の院長となったのは2023年でした。当院では文字どおり、胃と大腸の内視鏡検査によって病気の早期発見に努めるほか、肝臓の病気については専門的な診療を行うことができます。和光市駅から歩いて2分ほどの便利な場所にありますので、お腹のトラブルのほか、高血圧や脂質異常症などの生活習慣病や風邪症状、胃腸炎などの日常的な病気についても気軽にご相談いただければと思います。
当院は3階と4階、2つのフロアを使って診療しています。3階では主に外来診療とエコー検査などを行い、4階はフロア全体が内視鏡検査専用の空間になっています。内視鏡検査については不快感を覚える方も少なくありませんが、さらに大腸内視鏡検査では前処置として下剤を飲んでいただかなければなりません。そのため検査を受ける患者さんに少しでも快適にお過ごしいただきたいとの考えから、トイレを完備した個室を4部屋ご用意するなどプライバシーへの配慮を徹底しています。また当院では週に一度、女性医師による内視鏡検査を実施しておりますので、ご希望の方はこの日を選んでご予約いただければと思います。

各種検査機器を導入し、病気の早期発見に努める

小幡 和彦 院長

私自身、消化器の中でも主に肝臓を専門にしてきましたが、当院においても肝臓の専門的な診療を行うために「フィブロスキャン」という検査機器を導入しています。この機器は脂肪肝や肝硬変の診断に欠かせないもので、肝臓の中にどのくらい脂肪がたまっているのか、肝臓の硬さがどの程度なのか、といったことを数値化することができます。近年脂肪肝患者は増加傾向であり、中高年を中心に1,500万人以上にのぼるといわれています。
脂肪肝を放っておくと肝硬変(肝臓が萎縮して小さくなる)につながり、最終的には肝臓がんになって命を落としかねません。また、脂肪肝がある方はコレステロール値も高い傾向にあり、動脈硬化を招くリスクが高まることが分かっています。心筋梗塞や脳梗塞といった重大な病気を予防する意味からも、肝臓の状態を確認することはとても重要なのです。一般に、フィブロスキャン検査を行うためには紹介状を持って総合病院を受診していただく必要があるのですが、当院では空腹の状態で受診していただければ、予約なしでも検査を受けていただけます。検査に伴う痛みはありませんのでご安心いただければと思います。なお結果は当日お伝えでき、脂肪肝の指摘があれば一人一人に合った治療プログラムを作成し、長期的にフォローしていきます。

患者さんへの負担に配慮し、胃内視鏡検査・大腸内視鏡検査の同日検査を実施

診療の柱となる内視鏡検査についても痛みを和らげるためにさまざまな工夫をしています。当院では通院にまつわるご負担に配慮して、胃・大腸の同日検査を実施しており、大腸ポリープの日帰り手術にも対応しています。胃については、内視鏡を鼻から挿入する方法(経鼻内視鏡)と口から挿入する方法(経口内視鏡)のどちらもお選びいただけるほか、大腸では苦痛の少ない「水浸法」を採用しています。大腸では、これまで検査でつらい思いをなされた方も少なくないと思いますが、「空気」の代わりに腸の中を「水」で満たす水浸法は「思ったよりも楽に受けられた」などと喜んでいただくことが多いです。それでももし、検査にご不安がある場合には適切に鎮静薬や鎮痛薬を使用し、眠ったような状態で検査を受けていただくこともできますのでご相談ください。
こうしてできるかぎり苦痛の少ない検査をご提供するのはもちろんですが、検査によって得られた情報を基に適切な診断をつけること、診断の精度を上げることにも力を注いでいきたいと思っています。早い段階で病気を見つけて適切な治療につなげるためにも、私自身も学会活動の参加などを通じてさらなるスキルアップに努めたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

日々の診療で心がけているのは、患者さんの目線になりお話をよくお聞きするということです。病気のこと・気になる症状などに関する内容を第一にお聞きしますが、毎日の食事内容や運動習慣などざっくばらんに伺ったうえで、その方がお困りのこと・お悩みのことを解決に導くお手伝いをしたいと思います。症状の有無にかかわらず、全身を診察し、お話を伺って、お一人お一人に適した検査・治療をご提案させていただきます。胃腸のトラブルだけでなく、日々のちょっとした体調不良などもお気軽にご相談ください。

※上記記事は2023年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

小幡 和彦 院長 MEMO

  • 出身地:東京
  • 趣味・特技:ランニング、インナートレーニング、国内旅行

小幡 和彦 院長から聞いた
『脂肪肝』

肝臓の健康を保つためには脂肪肝の予防と早期発見が重要

脂肪肝はその名の通り、肝臓に過剰な脂肪が沈着した状態を指します。肝臓に沈着する脂肪のほとんどは「中性脂肪」です。食事から摂取した脂質は小腸で脂肪酸などに分解され肝臓に送られて中性脂肪に合成されます。摂取する脂質が多くなると肝臓に中性脂肪が過剰に貯まるわけです。また余分なブドウ糖からも中性脂肪が作られるため脂肪肝の原因になります。肝臓は「沈黙の臓器」の一つで、脂肪肝ではよほどのダメージがないかぎり腹痛や黄疸などの自覚症状はありません。
原因としては、アルコールと生活習慣の乱れ(過食、運動不足)がほとんどですが、薬剤性、消化管手術後、遺伝子変異なども挙げられています。脂肪肝を放置し炎症が進むことで肝臓が硬くなってしまうと、10年後に10~20%の方が肝硬変や肝がんを発症するといわれています。また心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患を起こす危険性が脂肪肝のない方の約1.6倍といわれていますので、腹部超音波検査やフィブロスキャン検査を行い初期の段階で発見することが重要です。
脂肪肝は栄養バランスを重視した食事摂取や適切な運動療法、禁酒を行うことによりほとんどの方で改善が期待できますが、摂食障害、他疾患の薬物治療、遺伝的要因などが原因の場合は通院での治療が必要になります。
健康診断や人間ドックで肝機能障害を指摘された方は、一度肝臓専門医への受診をお勧めします。

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