高橋 毅 院長への独自インタビュー

地域医療に貢献できる町医者を目指して『家庭医療専門医』の道へ

医師を志すきっかけは、近所によくかかっていたお医者さんがいて、私の目指す像がそこにあったからです。年齢や性別を問わず、あらゆる健康問題に対応できる地域医療に貢献したいという思いがありました。町のお医者さんになるための研修というのはなかなかなくて、どうしたらなれるのか？とよく考えていました。そうしていくうちに身近な健康問題のスペシャリストとしての総合診療・家庭診療の分野に出会いました。「家庭医」という分野でトレーニングをしてキャリアをつくるのもありなんだと知ったのです。
大学卒業後は、栃木県、茨城県、さいたま市で　　　として勤務しました。新潟県では、南魚沼市石打地区唯一の診療所の院長として地区の健康問題をほぼすべて対応していました。責任も大きい大変な仕事でしたが、その分やりがいは大きく、住民のみなさんに医師として育ててもらったと思っています。その後家庭の事情等もあり、2022年12月に『東岩槻ファミリークリニック』開院に至ります。大宮や浦和などの街中よりも、郊外にあって医師が少ないようなところで開業した方が患者さんに喜んでいただけるのではないかと思ったのです。つい最近まで本当にクリニックのないエリアだったというのもあって、これからは地域に根差した医療に貢献していけたらと思っています。

東岩槻の家庭医として、ご家族みなさんの健康を見守る

体調が悪くて病院へ行くときに「何科へ行ったらいいのだろう？」と困ることはありませんか。そのようなときに、年齢問わず最初に診てくれるところが「家庭医」です。欧米では浸透しているものの、日本で家庭医といわれても馴染みがないかもしれませんね。現在の医療では専門分野の高度化や細分化が進んでいますが、何科を受診すべきかわからないようことでも、地域で困っている患者さんたちすべてに対応することが当クリニックの役割です。その上で必要があれば専門医療機関の紹介も可能です。また近年は総合診療や家庭診療にニーズが出てきたことで目指す医師も増え、研究分野として確立されてきています。患者さんの年齢や性別、健康問題の種類を問わず、なにかあれば気軽に相談できるような医師を育てる分野にもなってきています。今後は医療者教育にも携わっていきたいですね。
当クリニックでは家庭医として、この地域で起きるすべての健康問題に関われるようにしたいと思い、クリニック名にも「東岩槻」と入れてこだわりました。また赤ちゃんからお年寄りまで全年齢層、家族ぐるみで来院していただけるクリニックにしていきたいと思い、家庭医療という意味を込めて「ファミリークリニック」という名前をつけています。当クリニックでは外来診療だけでなく在宅診療も行っていて、東岩槻を中心にさいたま市岩槻区全域、春日部市の一部を訪問エリアとして対応しています。

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