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湯澤 久徳 院長

YUZAWA HISANORI

「手」を使った治療を大切にする整形外科クリニック。「なぜ?」を追求し根本的な問題解決に努める

東京医科大学を卒業後、大学院に進んで学位を取得。整形外科を専門に母校の大学病院や関連病院で経験を重ねる。2016年、愛着のある地元に開業。

湯澤 久徳 院長

湯澤 久徳 院長

湯澤整形外科リハビリクリニック

さいたま市西区/西遊馬/指扇駅

  • ●整形外科
  • ●リハビリテーション科

医師家系の三代目として、整形外科を専門に研鑽を積む

湯澤 久徳 院長

私は大宮の出身なのですが、昭和の初めにこの辺りは「無医村」といわれるような地域だったと聞きます。祖父はその無医村にはじめて診療所を開いた医師で、その息子である父も小児科医として診療しています。残念ながら早くに亡くなった祖父の様子を知ることはできませんでしたが、小さな頃から父が診療する姿を見ながら育ち、二人に続く形で医療を志すようになりました。
自分の専門に整形外科を選んだのは、父のように「地元に根づいた医師になりたい」という気持ちからでした。いつか自分が開業することになったとき、きっと子どもの頃にお世話になった方々は、足や腰の症状に悩まされているかもしれない……。そんなふうに考えて骨や筋肉といった運動器の病気を担当する整形外科医になろうと決めたのです。東京医科大学を卒業した後は、母校の大学病院や関連病院などで経験を積み、たくさんの患者さんとお付き合いさせていただきました。

明るく開放感のあるクリニックには、リハビリテーション室を併設

湯澤 久徳 院長

『湯澤整形外科リハビリクリニック』を開設したのは2016年です。これから先、この地域に根づいて何十年と診療していくことを考えて、院内のレイアウトや待合室の椅子をはじめ、クリニックにまつわることは一つひとつ丁寧に決めていきました。太陽の光が差し込む診察室であったり、理学療法士や柔道整復師が常駐するリハビリテーション室であったり。この建物全体で地域のみなさまの健康をしっかりとサポートさせていただきます。
来院される患者さんはご高齢の方が多く、中には片道40分かけて自転車でお越しくださる方もいらっしゃいます。そんなふうに当院に信頼を寄せてくださる患者さんの存在をうれしく感じると同時に、みなさんに喜んでいただけるような医療をご提供しなければと身の引き締まる思いがします。この地域のために……と言ったら少々大げさかもしれませんけれど(笑)、患者さんの状態が少しでもよい方向に向かうように、精一杯力を尽くしたいと考えています。

理学療法士や柔道整復師によるオーダーメイドのリハビリメニュー

湯澤 久徳 院長

骨・関節・筋肉といった運動器の病気の治療では、お薬とともにリハビリが大きなウェイトを占めるものです。リハビリというと電気を当てて筋肉をほぐす……といったイメージをお持ちの方も多いと思いますが、当院のリハビリは一人ひとりの患者さんに「手をかける」ことが特徴です。まさしく「手当て」と言いますか、実際に患者さんのお体に触ってみるからこそ分かること、得られる情報がたくさんあるからです。理学療法士や柔道整復師の資格をもつスタッフがその時々の患者さんの状態を把握したうえで、その方に適したリハビリメニューをご提案しています。
当院の場合は私をはじめとした医療職、リハビリスタッフ、受付スタッフなどみんなが仲よくコミュニケーションも活発で、それがクリニック全体をよい雰囲気にしてくれているように思います。みんなでチーム一丸となって患者さんを支えていく……そんな気持ちで日々の診療にあたっておりますので、つらい症状は我慢せず何でもご相談いただきたいと思います。

「なぜ?」を追求し、根本的な問題解決に努める

近年、整形外科診療ではエコー(超音波)を使った診断・治療が可能になっていますが、症状が現れる原因を見つけることは簡単なことではありません。私自身、整形外科専門医として今も知識のアップデートを怠ることはありませんが、患者さんは一人ひとり年齢も生活環境も異なり、教科書通りの治療が通用しない場面も少なくありません。それでも、つらい痛みがあるならまずはそれを解消し、そのうえで根本的な原因を取り除くように努めています。いま起こっている現象に対処するとともに、「なぜ?」を追求する……といいますか。「よく分かりません」と診察を終えるのではなく、患者さんご自身が納得し、安心してくださるように、一つひとつの症例に真摯に向き合っていきたいと考えています。
実は当院の診察室が少々広すぎる感じがするのは、患者さんの動作を確認するためでもあるのです。待合室から診察室へお入りになるときの様子、椅子からベッドへ移動なさるときの様子、そうしたちょっとした動作や歩き方に治療のヒントが隠れているかもしれないからです。また、診察の際は単にお薬を処方するだけでなく、歩くことの大切さをお伝えしたり、バランスのよい食事の取り方をご指導したりしています。年齢に抗うことはできなくても、体の衰えを少しでも先延ばしにできるように……私からのアドバイスを日々の生活で実践してくださったらうれしいですね。

これから受診される患者さんへ

人間は「歩くこと」で進化を続けてきました。そして私たちは生きている限り重力に抗って、動き続けなければなりません。歩くことは脳の発達に寄与するほか、臓器の健康維持に関わっていることも明らかになっています。ですから、いつまでも元気でいたいとお考えなら普段の生活にウォーキングを取り入れるなど、積極的に歩くことを意識していただければと思います。一方で、関節に疲労がたまると熱をもって軟骨の破壊につながることがありますので、適度にアイシングをするなどのケアを行っていただくとよいですね。このほか、日常生活でお困りのことやご心配なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

※上記記事は2022年9月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

湯澤 久徳 院長 MEMO

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味&特技:ギター・乗馬・トレーニング
  • 好きな映画:アクション・ヒューマンドラマ
  • 好きな言葉 座右の銘:忘己利他
  • 好きな音楽やアーティスト:リッチー・ブラックモア、甲本ヒロト
  • 好きな場所・観光地:沖縄・北海道
  • 出身大学:東京医科大学

湯澤 久徳 院長から聞いた
『むち打ち損傷[頸椎ねんざ]』

交通事故をきっかけに発症することの多い「むちうち」は、心身両面のケアが大切

外傷性頚部症候群とは、いわゆる「むちうち」と呼ばれるもので、首の痛みのほかに頭痛やめまいといった症状が現れることもあります。
交通事故などの大きな衝撃によって首が大きくしなり、関節や筋肉に強い負荷がかかった状態と言われていますが、未だメカニズムや確固たる治療法が確立されていません。

頸椎は合計7つのパーツからなり、第一関節と第二関節の間には椎間板がありません。そのため、この部分の関節がずれてしまうと血流が滞ったり(循環障害)
筋肉が緊張したりしてバランスが崩れてしまう可能性があります。この領域に注目すると、最初のインパクトで第2頸椎の上に乗っている第1頸椎にズレ(偏位)が生じると血流障害や筋肉のバランスが崩れたりすることで色々な症状を起こす可能性があります。
当院ではこうした発症メカニズムを想定し、それぞれのケースに適した治療を行うようにしています。

一方で外傷性頚部症候群は交通事故をきっかけに発症することが多くあり、患者さんは身体的な苦痛に加えて精神的な問題を抱えていることが少なくありません。そのため医療者には、体の痛みを取ることはもちろん、患者さんのお気持ちに寄り添った+αの対応が求められるでしょう。

グラフで見る『湯澤 久徳 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION