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野中 雅也 院長

MASAYA NONAKA

年間2,400件の内視鏡検査を一人でこなし、消化器がんの早期発見と治療を。慢性疾患に対する内服治療の離脱を目指して。

東京医科大学を卒業後、国内各地の病院で勤務し、内視鏡検査の技術とその他の慢性疾患に対する研鑽を積む。祖父の代から続く病院を継ぎ、内視鏡専門医・指導医として、内視鏡検査と慢性疾患の治療にあたる。

野中 雅也 院長

野中 雅也 院長

のなか内科

さいたま市大宮区/下町/大宮駅

  • ●内科
  • ●消化器内科
  • ●胃腸内科
  • ●内視鏡内科
  • ●乳腺外科

3世代にわたる医師として開業。内視鏡検査の技術に磨きをかけた消化器内科医

野中 雅也 院長

私の祖父と父が医師をしておりました。小さい頃、祖父が自宅で医院を開業しており、よく遊びに行っていましたね。祖父と父の姿を身近で見てきて、医師に憧れを持つようになりました。
東京医科大学を卒業し、研修医の頃から内視鏡でがん治療をしたいと思い、大学病院の消化器内科に入局しました。その後は、消化器が強みの新潟県長岡市にある病院へ行き、2年間救急処置、救命処置などを鍛え、東京医科大学病院に戻り助教となり、医師八年目は由利本荘市の病院への出張を経て、東京医科大学病院内視鏡センター医局長就任となりました。
祖父は野中医院、父は野中病院として開業してきたのですが、私はクリニックとして移転開業することにしました。元々いつかは祖父と父の思いを継ぎたいと考えながら、各地の病院で勤務医をしてきました。

年間2400件の内視鏡に対応。内視鏡専門医・内視鏡指導医として患者さんの要望に応え

野中 雅也 院長

当院は月曜日から土曜日まで日曜日以外は毎日診察しております。当院は開院8年目ですが、私自身の体調不良で5年前に1度だけ代診を立てさせていただきましたが、それ以降5年間は1日も代診を立てずに毎日診療を行っております。異なる医師による再診の場合、患者様に伝わる診療内容のニュアンスが微妙に違ってしまい、患者様の混乱を招きかねないため、私自身毎日外来に出るようにしております。
当院は高血圧、高脂血症、糖尿病などの慢性疾患および消化器疾患を中心に診療を行っております。1年間で胃カメラは約1600件、大腸カメラ800件全てを私一人で検査させていただいております。検査は予約制でありますが、当日に検査のキャンセルが出た場合や、緊急性がある場合はなるべく柔軟に対応するように努力しております。また当院では非常勤ですが、女性の乳腺専門医が乳腺外来を月に2回担当しております。乳腺エコーやマンモグラフィーを行っておりますが、当日はマンモグラフィーを担当する放射線技師も女性の技師に限っております。医師や放射線技師が男性の場合には抵抗がある方が多いと考えているためこのように配慮させていただいております。

辛くない内視鏡検査の提供と内服薬を離脱することで本来の健康な体を取り戻したい

野中 雅也 院長

当院の内視鏡検査では、患者様が辛くならないように慎重で丁寧な検査を行うように心がけております。私自身胃カメラも大腸カメラも何度も受けており、すべて異なる医師に施行していただきましたが、医師の手技の技量により検査がとても辛く感じることがあります。検査が辛いと感じれば二度と検査は受けたくない、とお考えになる方がいらっしゃるのは私自身の経験からも明らかだと思います。以前に受けたつらい内視鏡検査によるトラウマで内視鏡検査から遠ざかってしまい、発見できたはずの早期の腫瘍を放置し進行癌へと変化してしまう可能性も否定できません。そのため、これくらいの検査ならまた来年も健診として内視鏡検査を受けてもいいかな、と思っていただけるように慎重で丁寧な検査を心掛けております。
また当院に来院される患者さんは高血圧、糖尿病、高脂血症、睡眠時無呼吸症候群、脂肪肝等の慢性疾患の方も多く受診されます。これらの疾患は遺伝的要因もありますが、環境的要因も深く関わっていると考えております。環境的な要因としては、運動不足や食事の不摂生による体重増加、アルコール多飲や喫煙などが主にあります。初診の際にはこれらの生活習慣を確認し現状の病態を把握させていただき、まずは食事療法や運動療法など生活習慣の改善から始めてみてなるべく内服薬に頼らない治療を心がけております。もし内服治療を開始したとしても、生活習慣の改善を継続しつつ、内服薬の減量さらには内服薬を離脱することを目標としており、実際に内服薬を離脱できた方も多くいらっしゃいます。また、症状が安定している方に対しては、不要な毎回受診ごとの採血などの検査を無理に勧めることはしませんのでご安心ください。
また、当院では提携しているパーソナルトレーニングジムもございますので、食事療法や運動療法に興味のある方は、ご希望があれば受診時に私に一度ご相談ください。

なじみのあるエリアで患者さんの緊張をほぐすコミュニケーションを大切に

大宮区は私が6歳から暮らしている地域のため、とてもなじみの深い場所です。私が通学していた小学校や、中学校、高校の同級生が受診することも多くあります。診察室ではありますが久しぶりの友人と再会すると私自身の緊張もほぐれるのでありがたいですね。
当院の患者さんは祖父の代から通院されているご高齢の方や、私と同年代の方、小児の方も多く、幅広い年齢の方に受診していただいております。また内視鏡検査は、他県から利用される方も多く、今年は新潟県や静岡県から受診される方もいらっしゃいました。コロナ禍以前は、海外から内視鏡検査を受けに来ていただく方もいらっしゃいました。
日常診療、特に初めてお会いする患者さんに対しては緊張がほぐれるように努力しております。当たり前とは思いますが初診時には挨拶と自己紹介をし、終了時にも「他に何かございますか」とお尋ねするように心がけております。病院を受診するだけでも緊張状態にあると思いますので緊張状態が続くと、すべての症状を伝えきれない方がいるのではないかと考えているからです。また スタッフの接遇にも注意を払っております。

これから受診される患者さんへ

『のなか内科』は大宮駅から徒歩7分のクリニックです。内視鏡検査を希望されて受診していただいてもご希望によっては1ヶ月先の予約となってしまうこともあり、大変申し訳なく思います。今後も少しでも検査の件数をふやしていくよう努力をし、かつ緊急性があると判断した場合は、なるべく当日の検査を施行するように心がけております。
当院は幅広い年齢の方に受診していただいており、その症状も多岐にわたっております。整形外科や眼科、皮膚科などの疾患を疑う場合もあります。そのような場合でもなるべく診察させていただき状況や必要に応じて専門科への紹介状を作成させていただいておりますのでご安心ください。
当院は慢性疾患や消化器疾患を中心に年間でのべ三万人の患者さんに受診していただいております。すべての方にご満足いただけるような医療を提供したいと常日頃から考えております。気軽にご相談いただけたら幸いです。

※上記記事は2022年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

野中 雅也 院長 MEMO

  • 出身大学:東京医科大学
  • 出身地:生まれは東京ですが6歳から大宮在住です。
  • 趣味&特技:特技:1歳3ヶ月の息子と遊ぶこと。趣味:1歳3ヶ月の息子に遊んでもらうこと。
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:ミスターチルドレン(開業前は多いと一つのツアーで6公演行ったこともあります)
  • 好きな本・映画:『グッドウィルハンティング』
  • 好きな場所・観光地:宮古島
  • 好きな言葉・座右の銘:座右の銘はありませんが、最期の時に「ああ、人生は美しい」と思えるような生き方をしていきたいと毎日考え過ごしております。
  • 今年の目標:ささやかですが、6年連続の無遅刻無欠席で診療を続けるように体調管理に気をつけたいと思っております。今年は年男(寅年)のためより一層頑張ります。

野中 雅也 院長から聞いた
『胃がん』

ピロリ菌感染や生活習慣の悪化により起きる胃がん

胃がんの発症は、慢性胃炎が要因です。そして慢性胃炎は、ピロリ菌感染が原因となります。慢性的にピロリ菌感染による胃炎が続き、発がんにつながります。ピロリ菌感染は主に幼少期の5歳頃までに感染し、胃酸の分泌や防御機能が備わってくる年齢になると感染しないという特徴があります。ピロリ菌感染の主な原因は、親子感染であり、咀嚼した食べ物を子供に食べさせたり、同じ箸を使うなどが原因で感染します。
胃がんは、早期発見が第一であり、予防はピロリ菌いるかどうか診断を受けることが大切です。ピロリ菌がいれば除菌することが予防となります。また30歳までにピロリ菌の除菌をすれば、ピロリ菌感染による胃がんの発症をほぼ予防できると考えられております。ピロリ菌感染の他にも胃の慢性炎症には、塩分の高い食べ物やアルコールの連用、たばこなどの生活習慣が関係してきます。
早期の胃がんは症状がないことが多いため、定期的な健康診断でバリウム、胃カメラを受けることが大切です。ピロリ菌がいる方や除菌歴のある方は、必ず検査を受けましょう。ご家族にピロリ菌がいる方は、一度はご自身のピロリ菌感染を調べることをお勧めいたします。またお腹が痛い、便が黒いなどの症状があれば、早期ではなくなることが多いため外科的な手術が必要になります。このように、胃がんは早期発見すれば、治療や入院が短期間で済むため、定期的に検査を受けましょう。

グラフで見る『野中 雅也 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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