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石神 等 院長

HITOSHI ISHIGAMI

「変形性関節症」における「再生医療」に注力する。患者さんのニーズに応え、絶対にあきらめない。

日本大学卒業、同大学整形外科入局を経て、埼玉・東京・神奈川にあるクリニックで勤務医、整形外科医長を務める。2017年『いしがみ整形外科クリニック』を開院して、現在に至る。著書には「12人の医院経営ケースファイル」がある。医院経営の傍ら経営者向けコンサルティング、教育会社を設立し、医院経営と人材採用育成セミナー活動も行う。

石神 等 院長

石神 等 院長

いしがみ整形外科クリニック

川越市/豊田町/川越駅

  • ●整形外科
  • ●リウマチ科
  • ●リハビリテーション科

担任のひと言から医学部へ、人工関節のスペシャリストを目指す

石神 等 院長

歯科医である父に影響されて、父の母校である日本大学歯学部を推薦入学できる中高一貫校に入学。歯学部を目指していたところ、高校2年のときに先生から「君なら医学部を目指せる。医者にならないか」と言われたことがきっかけでした。その後、古本屋で漫画「ブラックジャック」の全巻を買って勉強の合間に読み、命を助けることの大切さや医師では助けられない重い病気があること、命の尊さを感じて医師になりたいと思うようになりました。日本大学医学部へ入学して臨床実習の時に、恩師である龍順之助先生がされる人工膝関節置換術を見たことが本当に衝撃でした。膝が曲がってしまって歩けない方が、手術後に足がまっすぐになり、しっかりと歩いている。そんな整形外科の素晴らしさに憧れ、常に最新、最善の技術を求めながら、さまざまな病院で経験を積んでいきました。そして、2017年5月に『いしがみ整形外科クリニック』を開院し、現在に至ります。今後の展望としては、分院やスポーツジム、整骨院も展開して、クリニックの幅を越えて、患者さんというところだけではなく、心身ともに健康になれるようなサービスを提供できるグループになっていきたいです。

「どこに行っても治らなかった人」が来院するクリニック

石神 等 院長

患者さんと接する際に気をつけていることは信頼関係をきずくことです。そのためにまず、名前を確認して元気に自己紹介をしています。そして名前で呼んであげます。当クリニックへ来院される方の年齢層は40代~50代の女性が最も多く、次いで10代未満のお子さまですね。それから60代、70代と続いていきます。ご両親とお子さんというゾーンが多くいらっしゃいます。当院は国道沿いにあることもあって、多くの方がお車で来院するので、運転する人たちが当院を気に入っていただくと連れの方へと広がります。症状は一般的なものが多く、たとえば腰痛、肩こり、関節痛、神経痛です。特徴的なのはセカンドオピニオンや、他クリニックへ通っていたけれど「どこに行っても治らない人が来ること」です。

クリニックの特徴としては、間違いなく「人」ですね。特に当院のスタッフは世界一だと思っています。開院して5年になりますが、スタッフは患者さんを大切にしますし、スタッフ同士がお互いに否定せずに肯定しあうような雰囲気です。新型コロナウイルスの流行をきっかけに影響精神が病んで辛い状態になった人もいますが、みんな互いに助け合って回復していき、みんなで一致団結して一人も欠けることなく、コロナの時に最も業績が伸びました。残念ながら退職したスタッフもいますが、現在いるスタッフというのは「いしがみ整形クリニック」を背負って、地域の人のために一生懸命試行錯誤しながらがんばってくれているおかげだと思っています。

「変形性関節症」や「再生医療」に力を入れる

最も力を入れている治療は「変形性関節症」、あとは困っている人が多い「交通事故」の治療や「骨粗鬆症」です。当院では膝、股関節、足首、手などの関節に対して「再生医療」を積極的におこなっています。再生医療はまだ一般的なクリニックではほとんど行っていない治療ですが、取り入れるきっかけになったのは、僕の患者さんでした。勤務医時代に変形性膝関節症で人工関節をする必要がありそうな患者さんがいて、手術を勧めていました。しかし、その患者さんのご主人は腎臓が悪く透析をしていて入院できないため、ずっと手術をしないで注射だけ打っていたんですね。そして僕が開業して手術を行わない段階になって、ある日その患者さんに手術をしてほしいと言われました。僕はできないと伝えたのですが、他の誰からも手術を受けないと大変落ち込んでしまったのです。当時、再生医療には興味をもっていたので、この患者さんを何とかできないかなというところで実際に導入をしてみました。すると、その患者さんの痛みをとることに成功しました。そのときの患者さんの顔は本当に忘れることができません。その後、肩も調子が悪かったため、肩の再生医療をやってほしいと要望を受けおこなったところ、肩の痛みもとれました。自費診療ではあるのですが、これから可能性を秘めているものだなと実感したのです。僕自身も両足首に変形があって、毎朝、階段を降りるのも辛かったのですが、両足首の再生医療をやって1年経過し、今では全く痛みがありません。自分自身の経験からも、再生医療の効力を実感しています。

これから受診される患者さんへ

整形外科のクリニックというのは、お医者さんに関していうとまだ未熟だと思うのです。というのも、お医者さんというのは偏った勉強しかしてきていないので、コミュニケーションがなかなか上手ではない人が多いのです。ただし本質的にもっている能力というのは高いのです。ですから是非、信頼して近くの医療機関に行っていただくというのはすごく大事かなと思います。当クリニックは、地域の皆様を支える整形外科のかかりつけ医として、全力で患者さんと患者さんの家族をしっかりとサポートしていきたいなと思っています。もし何かお困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。

※上記記事は2022年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石神 等 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味&特技:読書・ロードバイク・ランニング・子供と遊ぶこと
  • 好きな作家:永松茂久・司馬遼太郎
  • 好きな音楽・好きなアーティスト:EDM・レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
  • 好きな映画:アベンジャーズシリーズ
  • 好きな場所・観光地:自然があるところ
  • 好きな言葉・座右の銘:人は誰でも、いつでも、どこからでも良くなることが出来る。・ 継続は平凡を非凡に変える。

石神 等 院長から聞いた
『変形性膝関節症』

変形性膝関節症になったら、治療にはどんな選択肢があるの?

原因は「年齢」「O脚」「加齢による軟骨の性質の劣化」「体重」です。そういった要因によって、膝の軟骨がすり減ってしまいます。そうすると骨同士がこすれ合うことで痛くなったり、関節が硬くなったり、水が溜まってしまったりします。

治療法は初期の段階であれば「筋力トレーニング」や「リハビリ」、「体重コントロール」を行います。もう少し進行してすり減ってきている場合は、「痛み止めの薬」や「湿布」、「サポーター」を使ったり、「ヒアルロン酸の注射」をしたりします。従来の治療では、それが効かない場合は「手術」が必要となっているのです。いわゆる「人工関節」や「骨切り術」といって骨のかたちを変形して開閉のかかる場所を変えてあげます。そして、その間にくるのが「再生医療」になります。再生医療の特徴は、自分の「血液」や「脂肪」をつかって再生成分を抽出することです。「注射」をすることになりますが、メリットは「痛みをとること」や「変形の予防」ができること。自分の血液からつくられるものなので、副作用はありません。

予防法は「再生医療」を行ったり、「O脚」にならないようにしたり、「体重」をコントロールすることが大事です。あとは歩き方や姿勢が悪くなる人が多いのですが、重心や姿勢を変えてあげることでより歩きやすくなり、周りの筋肉を緩めることで痛みを取り除くことができるので、「リハビリ」が大事になってきます。

グラフで見る『石神 等 院長』のタイプ

エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION