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田口 正行 院長

MASAYUKI TAGUCHI

わからないことは徹底的に追究。児玉郡上里町にて、幅広く診療する

酪農学園大学卒業後、兵庫、岐阜、埼玉県内の動物病院で経験を重ねる。1993年に『田口動物病院』を開業して現在に至る。

田口 正行 院長

田口 正行 院長

田口動物病院

児玉郡上里町/七本木/神保原駅

  • ●犬
  • ●猫

兵庫、岐阜、埼玉の病院を経て『田口動物病院』を開院

田口 正行 院長

獣医師を志したきっかけは、もともと理科や生物が好きであったこと。飼っている柴犬が交通事故に遭って、足が不自由になった後、フィラリア症になって治らなかったことがきっかけです。そういった経験から獣医師を目指そうと思いました。大学卒業後(1988年)は、姫路にある眼科の専門病院で2年半、岐阜で2年半ほど勤務医として働きました。その後は埼玉の病院で3ヶ月ほど開業準備をしながら勤務して、1993年に『田口動物病院』を開院して現在に至ります。

日頃から友人の先生からも診療依頼があるので、とても忙しくしています。ありがたいことに多くの患者さんにきていただいているので、これ以上増やしたくないというのもあります(笑)。特に遠方の場合だと後々のサポートもしづらくなってくるので、むやみやたらに宣伝して遠方からも来てもらうのは避けたいです……。なるべく地元の先生のところで診てもらい、近くにいる先生と信頼関係をつくった方がいいと思うので、納得がいかなければ「セカンドオピニオン」として困ったらきてくれてもいいと伝えています。もし他からいらっしゃった場合でもその治療を終えたら、かかりつけの病院へ戻ってもらうようにしています。今すでにいらっしゃっている方たちを大切に診ていくという方向で、今後も診療していけたらと思っています。

幅広く診療することで自立している

田口 正行 院長

クリニックの特徴として、基本は『自立している病院であること』です。困ったときは「2次診療」を紹介することもあるのですが、基本的には自分のところでなんでも診断と治療ができます。何かに特化したり、専門医であったりというわけではないけれど、『いろいろなことをきちんと診られる』というのが当院の強みです。

来院される飼い主さんがうったえる、よくある症状は「皮膚病」や「胃腸障害」です。これらは一般診療として、どこの動物病院でも多い症状だと思います。そこから『納得がいかないことをどこまで追求できるか』ではないでしょうか。ちなみに当院は犬猫を専門としているので、エキゾチックは診ていません。たとえば、東京になると2次診療を診られる施設も近くにあることが多く、困っているときはあらかじめそういった医療機関へ送った方がトラブルは少ないのかもしれません。そういった意味ではこの辺りは田舎なので、幅広く診られる必要があります。というのも、「紹介されても遠くへ行きたくない」という飼い主さんもいらっしゃるからです。このエリアでは「とにかく診てほしい」という飼い主さんも多く、そのような要望に対応していくうちに幅広く経験を積むことができました。

わからないところは正直に言い、わかるまで調べる

田口 正行 院長

診察の際に気を付けていることは、普通にわからなければ「わからない」と伝えています。本当に知りたければ、亡くなった後にきちんと調べるため「剖検(ぼうけん)をさせてください」とお願いしています。自分のつけた診断をいつも疑っていて、しっかり裏付けるものが取れていない診断だと思ったときは、何かわからないことがあると伝えます。さらに死んでしまった理由によっては他に同居している動物へ影響する可能性があり、きちんと診断を確定するために剖検をした方がいい、と伝えています。そのため当院の剖検数は多い方だと思います。

これまでいろいろ診てきた中で、珍しい症状はたくさんありますね。気管内にできた「腺ガン」の猫ですが、14歳のときに切除して気管を吻合しました。当時2〜3センチほど気管が短縮していたのですが、1年後に同じところに再発したため、もう一度その場所を切ってつなぎ合わせました。気管が5センチくらい短くなりましたが呼吸状態は改善して、当時は16歳半くらいでしたが、17歳半過ぎてもまだ普通に生きています。

専門医が診られるところの手前まで診る

よく紹介を受けるのは『眼科』『内視鏡』『整形』『椎間板』『CT』による画像診断ですね。特に専門医というわけではなく、だからといって専門医になる必要もないと思っています。こちらで専門医がどのくらい診られるのか把握しているので、その地点の少し下くらいまでを私が診るわけです。イメージするなら山の八合目あたりまでは診られる感じですね。こちらで診た上で必要に応じて専門医を紹介しています。

ちなみに当院は、1993年から開院しているのですが、他の病院については今は気にならなくなりましたね。というのも、患者さんが来院されたときに、よく「予防は他の病院でやっている」という方が多いのですが、そのように仰ってもなんとも思っていません。もう少し、一人ひとりをゆっくり診られるくらいの人数に減らしたいくらい多忙なので、周りの先生がちゃんとしてくれた方が助かるくらいです。また長い間、診療しているといろいろな人たちとの出会いもありましたね。たとえば、絵本を描いている方がいて、その人が描いたものを作家さんに頼んで本をつくって贈ってくれた人がいました。他にはブロンズ職人のお父さんが飼っているレトリバーがいて、その犬のブロンズをつくらないと言っていたのですが、亡くなった後、その方の奥さんがブロンズをつくってプレゼントをしてくれたこともあります。

これから受診される患者さんへ

『田口動物病院』は児玉郡上里町にある「犬猫専門」の動物病院です。飼い主さんが安心してご来院できるよう最新の知識・技術の研鑽を怠らないように心がけています。

どの先生でもいいと思うので、かかりつけの先生を決めて信頼関係をつくれた方がいいと思います。ただ納得できないことがあるようでしたら、他の先生にセカンドオピニオンを受けた方がいいと思っています。うまく治らないなという場合は、主治医を裏切るという気持ちは持たずに、手遅れになる前にいろいろな意見を聞いてみるというのは大切です。それは患者さん同士で評判のいいところが良いかもしれませんね。

田口 正行 院長 MEMO

  • 出身地:あきる野市
  • 趣味&特技:カヌー、温泉めぐり
  • 好きな本・愛読書:『ソロモンの指輪』
  • 好きな映画:『孤高のメス』
  • 好きな言葉 座右の銘:『嘘をつかない』『見返りを求めない』
  • 好きな音楽やアーティスト:80年代J-POP、JUJU
  • 好きな場所・観光地:各地の温泉
  • 出身大学:酪農学園大学

田口 正行 院長から聞いた
『犬の白内障』

『白内障』になったら何をすべき?「目薬」はよく効かない?!

「白内障」と診断されて、進行抑制を目的として点眼薬をもらっている人が多いのですが、白内障ではなく、水晶体の核の硬化症である場合が多いと思います。この病態は視覚は保たれますから治療の必要はありません。実際に自分の犬が白内障になったときは進行予防に力を入れるよりは、病気の進行に伴って炎症を起こしてくる場合があって、これによって緑内障などの痛みを伴う状態になる事があります。白内障の末期にの過熟白内障では眼内炎への治療が必要になります。

グラフで見る『田口 正行 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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